バンホーテン ココアとは? わかりやすく解説

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バンホーテン ココア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/11 04:35 UTC 版)

バンホーテン ピュア ココア

概要

バンホーテンココアは世界初のココアパウダーである。創業者バンホーテンが「ダッチプロセス」という製法を1828年に世界で初めて発明したことで生まれたココアパウダーである。

発明者のバンホーテンはその功績によりオランダ国王ウィリアム一世から栄誉の勲章を授けられた。

初めは、「バンホーテン社」が販売していたが、同社は1962年にアメリカのW.R.Grace社に売却され、その後の変遷があり、現在はフィリップモリス社が経営しているがブランドは保持している。

日本では片岡物産が代理店を務め、明治、アサヒ、グリコでも商品を展開している。

ダッチプロセス

ダッチプロセスとは、バンホーテンが1828年に発明した世界初のココアパウダー製造法である。

製造方法

  1. 収穫:ココアの原料であるカカオをカカオの木から落とし、実から豆をとりだす。
  2. 発酵・乾燥・選別:実から取り出したカカオ豆は、発酵させた後、水分を飛ばして天日乾燥させる。
  3. 分離・焙煎:粉砕・除皮されたカカオ豆を「カカオニブ」と呼ぶ。この「カカオニブ」をさらに焙煎する。
  4. 磨砕:「カカオニブ」には、「ココアバター」と呼ばれる脂肪分が多く含まれている。それをすりつぶし「カカオマス」を作る。
  5. 搾油
  6. 粉砕:「ココアケーキ」をロールで荒く砕き、さらに粉砕機で細かい粒子にする。この細かい粒子が「ココアパウダー」である。
  7. 完成

これらの工程が「ダッチプロセス」という。

商品

バンホーテン

  • ピュア ココア
  • ミルク ココア
  • ハイ カカオ
  • ザ・ココア ミルク ココア
  • ザ・ココア グラン カカオ
  • ミルク ココア カロリー1/4
  • ザ・ココア カフェ モカ

<スティック クラブ>バンホーテン

  • スペキュロス ココア 5種のスパイス

明治

  • バンホーテン ココア(パック)
  • バンホーテン ココア(ブリックパック)

アサヒ飲料

  • バンホーテン ミルク ココア(缶)
  • バンホーテン ココア(ペットボトル)

グリコ

  • バンホーテン チョコレート(12粒入)
  • バンホーテン チョコレート<ビター>(12粒入)

商品展開

CM

  • MAMAMETAL
優しい母が豹変…デスメタルで本気シャウトバンホーテンココアのWeb限定動画 「二度寝」篇 / 「メイド」篇 / 「深夜帰宅」篇 / 「理想の母親」篇

コラボレーション

チェブラーシカ

片岡物産は、2010年12月にロシアの人気キャラクター「チェブラーシカ」をデザインした限定缶を数量限定で発売した。デザインはクリーム色と水色の二種類。大好評につき翌年の2011年12月にデザインをリニューアルし数量限定で発売をした。

ガラスの仮面

片岡物産は、バンホーテンココアブランドサイト及びYouTube上に漫画家の美内すずえの作品「ガラスの仮面」とコラボレーションしたWEB限定ムービーを2017年11月15日から公開した。

出典

  • ^中日新聞 夕刊くらし2 にこにこBOX「チェブラーシカ」のココア缶 2010年11月30日掲載

関連項目


バンホーテン

(バンホーテン ココア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 13:36 UTC 版)

バンホーテン
VAN HOUTEN
バンホーテン 純ココアの缶詰
種類 ココア
所持会社 バロニーオランダ語版
使用会社 バロニー
使用開始国 日本
主要使用国  日本
使用開始 1828年
旧使用会社
  • バンホーテン社(1828年 - 1962年)
  • W.R.Grace(1963年 - 1972年)
  • レナード・モンハイム社(1972年 - 1996年)
  • バリーカレボー(1996年 - 2011年)
  • バロニー(2011年 - )
登録商標  日本
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1899年のヨハン・ヘオルフ・ファン・カスペルによるバンホーテンの広告ポスター

バンホーテン: VAN HOUTEN)は、オランダココアブランド

1828年にココアパウダーを世界で初めて作り、ココアの代名詞ともなっている。ブランド名は創業者の名前による。同社は1962年にアメリカのW.R.Grace社に売却され、その後の変遷があり2011年以降はオランダの製菓会社であるバロニーオランダ語版ブランドを保有している。

日本では片岡物産が代理店を務めている[1]。なお、Van Houtenの正確な読みは「ファン・ハウテン」に近い。

創業者

初代

カスパルス・ファン・ハウテンCasparus van Houten, 1770年 - 1858年)は、1815年チョコレート工場を創業した。1828年にはカカオ豆からカカオバターを除去してココアパウダーを造る製法の特許をとった[2]

二代目

クーンラート・ヨハネス・ファン・ハウテン英語版Coenraad Johannes van Houten, 1801年 - 1887年、英語流に「コンラッド」ともいう)は、ココアにアルカリを加えて水溶性を高め飲みやすくする製法(ダッチプロセス)を導入した。

ダッチプロセス

ダッチプロセスとは、バンホーテンが1828年に発明した世界初のココアパウダー製造法である。

製造方法

  1. 収穫:ココアの原料であるカカオをカカオの木から落とし、実から豆をとりだす。
  2. 発酵・乾燥・選別:実から取り出したカカオ豆は、発酵させた後、水分を飛ばして天日乾燥させる。
  3. 分離・焙煎:粉砕・除皮されたカカオ豆を「カカオニブ」と呼ぶ。この「カカオニブ」をさらに焙煎する。
  4. 磨砕:「カカオニブ」には、「ココアバター」と呼ばれる脂肪分が多く含まれている。それをすりつぶし「カカオマス」を作る。
  5. 搾油
  6. 粉砕:「ココアケーキ」をロールで荒く砕き、さらに粉砕機で細かい粒子にする。この細かい粒子が「ココアパウダー」である。
  7. 完成

これらの工程が「ダッチプロセス」と呼ばれる。

商品

バンホーテン

  • ピュア ココア
  • ミルク ココア
  • ハイ カカオ
  • ザ・ココア ミルク ココア
  • ザ・ココア グラン カカオ
  • ミルク ココア カロリー1/4
  • ザ・ココア カフェ モカ

<スティック クラブ>バンホーテン

  • スペキュロス ココア 5種のスパイス

明治

  • バンホーテン ココア(パック)
  • バンホーテン ココア(ブリックパック)

アサヒ飲料

  • バンホーテン ミルク ココア(缶)
  • バンホーテン ココア(ペットボトル)

グリコ

  • バンホーテン チョコレート(12粒入)
  • バンホーテン チョコレート<ビター>(12粒入)

商品展開

CM

  • MAMAMETAL
優しい母が豹変…デスメタルで本気シャウトバンホーテンココアのWeb限定動画 「二度寝」篇 / 「メイド」篇 / 「深夜帰宅」篇 / 「理想の母親」篇

コラボレーション

チェブラーシカ

片岡物産は、2010年12月にロシアの人気キャラクター「チェブラーシカ」をデザインした限定缶を数量限定で発売した。デザインはクリーム色と水色の二種類。大好評につき翌年の2011年12月にデザインをリニューアルし数量限定で発売をした[3]

ガラスの仮面

片岡物産は、バンホーテンココアブランドサイト及びYouTube上に漫画家の美内すずえの作品『ガラスの仮面』とコラボレーションしたWEB限定ムービーを2017年11月15日から公開した。

脚注

  1. ^ バンホーテン商標の永久使用権を取得~バンホーテン ココアの一層の販売拡大を目指す~ - 片岡物産[リンク切れ]
  2. ^ Onderzoekers in actie: Peter van Dam De geschiedenis van de firma Van Houten Cacao” (オランダ語). 2009年6月2日閲覧。
  3. ^ “夕刊くらし2 にこにこBOX「チェブラーシカ」のココア缶”. 中日新聞. (2010年11月30日) 

関連項目

外部リンク


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