バルザック刑務所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 07:17 UTC 版)
地中海の孤島に建てられた刑務所でフランス国内の凶悪犯が収監されている。鉄壁の警備体制で所内は刑の軽い犯罪者が集められたA棟と死刑囚、終身刑ばかりが集められた想像を絶する凶悪犯の巣窟と称されるZ棟に分けられている。 ギャバン 所長。厳しい性格で眼帯をしている。高齢だが、うるさく騒ぐ王を一発で気絶させるほどの腕前を持つ。ジャンの復讐が終わった後は全ての事情をデュークから知らされ、龍達7人を超法規的措置をもって釈放した。 ドン・カルロス 麻薬組織のボス。懲役150年の罪でZ棟に収監されているが、影響力と権力は外にいた頃と変わらずホテルのような特別室を与えられ豪華な暮らしをしており、そこから取引、殺人の命令を下している。収監されたのもFBIやICPOの目が届かない刑務所の中から安全に取引をする為であり、特別室から続く屋上にはヘリがその気になれば脱出が可能な状態であった。 半年前に偶然、取引絡みの殺人現場を目撃したジャンの恋人を殺害した事で復讐の標的となる。ジャン達に用心棒を次々と倒された事でZ棟の囚人達に命令を下して彼らを抹殺しようとするが、支配していたはずの囚人達にも見放されてしまう。追い詰められた事で脱出を図るが捜査官としての素性を明かしたデュークに組織の生命線であるリストファイルを奪われ脱出用のヘリまで破壊される。 そして一度はジャンから殺す価値もないと言われて見逃されるが、最後の悪あがきで彼を撃つが失敗にそれも終わり額に銃弾を受けて死亡する。 クランツ カルロスの用心棒。幼い頃に酒浸りの父親を殺害して以降、人を殺す事を躊躇わない冷酷な殺人機械と呼ばれるまでになる。死闘ショーでジャンと戦い鞭で追い詰め深手を負わせるが、彼の舞の力に翻弄され闘技場を囲む硫酸の池に転落して死亡する。 魎皇(りょうこう) カルロスの用心棒。四千年の歴史を持つ殺人拳、魍魎拳の使い手で瑪羅門一族の聖なる力についての知識も持っている。死闘ショーでは怪我で退いたジャンに代わって闘技場に立った龍と戦う。様々な技を駆使して龍と戦うが相手にならず「硫酸の池に歩き出す」念を打ち込まれ、神経節を操る技で解除しようとするが、今度は「逆立ちで進み出す」念が発動した事で自身を止める手段を失ってしまい転落寸前で、負けを認めた事で命は助けられるが、死にかけたショックで泡を吹きながら失神する。 デューク カルロスの用心棒。世界一の拳銃使いと称され顔に大きな傷痕がある。しかしその正体はICPO麻薬犯罪科の秘密捜査官で、用心棒のフリをしていたのもカルロスの組織に関する情報が記されたファイルを手に入れる事が目的であった。ファイルを入手しジャンが復讐を果たした後は彼らが釈放されるよう所長のギャバンに事情を伝えた。 アルマ A棟の棟長。大柄な体格でしきたりと称して龍達の食事を独占しようとするが、その様子から自身を豚呼ばわりしたジャンとケンカになり腕を捻り切られる大怪我を負う。
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