バルザフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 03:46 UTC 版)
詳細は「en:Barzakh」を参照 イスラム教では、人間は死後、すぐに(永遠の)天国や、(永遠の)地獄に送られることはない。 イスラム教では、人間は死後、肉体から魂が切り離され、肉体は消滅し、魂は、最後の審判の日まで、「バルザフ」という中間的冥界で待機することになる。バルザフとは「地中界」「墓」という意味である。 死後、バルザフに入ると、その夜に天使ムンカルと天使ナキルが現れ、死者の信仰を確かめる。それにより、その後のバルザフでの境遇に違いが出る。 バルザフは天国でも地獄でもないが、やがて赴く世界についての予兆を受け取っており、天国的な経験をするか地獄的な経験をするからである。 そして終末の日に死者達は生きていた時と同じ姿の肉体を持って復活し、最後の審判を経て、永遠の天国である「ジャンナ」か、永遠の地獄である「ジャハンナム」に送られることになる。
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