ハツメイカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 02:55 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (はあ-はと)」の記事における「ハツメイカー」の解説
ハツメイカーは、「ハツメイカーで大発明」(てんとう虫コミックス第30巻に収録)に登場する。 ドラミの出したひみつ道具。これにほしい道具をリクエストすると、その作り方を記した設計図が出てきて、それをもとに組み立てると、ドラえもんのものと同様の道具ができあがる。ドラミ曰く大抵の道具は作れるとのことで、のび太のように不器用な人間でも道具を作り上げることができる。材料箱と対にして使う。テレビアニメ第2作第2期では、ドラえもんも同じ道具を持っている。 のび太はこれで以下の道具を作った。 ゴキブリぼう いじめっ子にいじめられたり親に叱られたとき、素早く逃げることができる帽子。ゴキブリの頭部を模したデザインとなっている。レーダーアンテナや魚眼レンズで敵を感知、コンピューターが逃げるコースを判断し、内側の電極で使用者の筋肉を動かす。またドラえもんも、後述の「ファイタースーツ」によるジャイアンとスネ夫の喧嘩を仲裁したことで、二人の怒りを買った際には、この道具に頼ろうとしていた。 空中歩行機 脚に装着する、関節を付けたパイプとベルトで出来た外骨格型の機械。踏み出した足が地面に着く前に次の足を出す、これを繰り返すことで空を歩く(飛ぶ)ことができる。超高速で歩行動作を行うので、一度使うだけで体力を恐ろしく使うらしい。 オールシーズン花だん しずかのリクエスト。春夏秋、どの季節の花も同時に咲かせることのできる花壇。上からの太陽灯と下に張り巡らせた配水と温度調節のパイプにより、花に合わせた環境を作る。 ファイタースーツ スネ夫とジャイアンのリクエスト。喧嘩用の大型ロボットで、頭部のコクピットで操縦する。どんな相手にも負けない。スネ夫は「どんな強いいじめっ子でもやっつけられる道具」、ジャイアンは「どんな強い相手でもいじめられる道具」と注文の仕方が若干違ったため、細部こそ多少の差異がある(スネ夫のものは四角を基調としたデザインで、ジャイアンのものは丸を基調としたデザイン)が、制作したのび太曰く「結局喧嘩する道具」であるため、おおまかな形状は似ている。作中では「ファイタースーツ」の名称はスネ夫が頼んだ方の設計図に描かれていた物で、ジャイアンが頼んだ方は違う名称の可能性もある。 ドラえもんとなかなおり機 ランドセルに機械の手を取り付けた単純なもの。手が皿に入ったタマネギのみじん切りに、のび太の顔を押しつけて作為的に涙を流させた後、頭を下げさせる。これはドラえもんが「のび太が泣いて謝るまで許さない」と言ったことから作られた。 他にも「スポーツマンになれる薬」や、「こづかい製造機」、「テストで百点取れる鉛筆」などのリクエストもあったが、未製作に終わる。
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