ドクハラ医師の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:05 UTC 版)
「ドクターハラスメント」の記事における「ドクハラ医師の種類」の解説
ドクターハラスメントを行う医師を以下のように分類。以下に一例として実際の例を示す。 医師失格型 - サディスティックに患者の心を傷つけ、無力化・孤立化を狙う。大学病院などで、患者を「サンプル」「データ」扱いする。 手術後の女性に対し「こんな身体じゃお嫁にいけないね」、落ち込んでいる患者に対し「そんなくよくよした性格だから病気になるんだ」 「私が信用できないなら他へ行って」などの発言や不適切に怒鳴る、誤診を疑いセカンドオピニオンを求めた患者が戻ってくると「どうしてそんな所に行ったんだ」等、患者の自由な選択権を無視する。 「私の言うことがわからない」「ちゃんと学校で勉強してきたのか」「改善する気ないのか」等、能無しとして扱い、最終的には診察、再来を打ち切りにして病院に来させなくしてしまう。 ミスマッチ型 - 患者の状況を理解せずにちぐはぐな言動をする。知らずに傷つけてしまうのがこのタイプである。妊婦に対し、出産で苦しい状況下で「昔だったら死んでたよ。良かったね」 「もう子供は作らないだろうから子宮はいらないでしょう」 脅し型 - 知識の差を盾にし、脅して治療に服従させる。自分の診断に自信のない医師ほど脅す傾向があるという。「急いで手術をしないと治らないよ」、「(目が)見えなくなってもしらんぞ」「全摘手術じゃなければ死ぬよ」「この間の(同じ症例の)患者は死んだよ。あなたも同じことになるだろうね」「この治療をしなければ死ぬ」 QOLを選び抗がん剤を拒否した患者に「死んだらQOLもなにもないでしょう」等(法的に護られている患者の「自己決定権」を尊重しない) ゼニゲバ型 - 患者の治療や回復よりも病院の利益を優先する。必要のない手術や治療に検査、高額な保険外治療も必要不可欠かに見せかけ薦める。または、説明なしで強行する(医師法に基づき、医療を提供するにあたり「医師の適切な説明の義務」を怠る)。判断能力のある患者本人から同意を得ずに家族から同意を得て勝手に治療や検査を行なう(判断能力のある患者の場合、本人に選択権および自己決定権がある)。 薬を大量に出すが、薬の説明は一切しない。不必要な薬を処方する。 「老人は金にならないから早く退院させよう」 子どもへのドクハラ型 - 子ども自身や、子供の治療時に親に向かって行う。食欲がない子供に対し、「食べなきゃ死ぬよ」など怖がらせる。 「母親がそんなだから子供が病気になるんだ」「お子さん嘘ついてるでしょ? 愛情不足でも痛いっていいますし」「育て方が悪い・母親失格」等。 セクハラ型 - 産婦人科などで女性を傷つけるドクセクハラ乳ガンの触診で「大きいおっぱいして」、「帝王切開だったから、まだ(膣の)しまりがいいな」 「遊んでいるからこんな病気になるんだよ」、容姿があまり良くないと思う患者に対し「妊娠するような覚えないでしょ?」など。 流産のケースで「あーもう死んでますねー。心臓動いてないし」「お子さん、女の子“だった”ね」等。 告知型 - 患者やその家族を絶望に淵に突き落とす。治る可能性のない患者に対し「どうせ助からないんだから無駄なことはしない」や、治る可能性のある症例に対し「もう一生(絶対)治らないよ」等絶望に追い込む発言をする。医師によるモラルハラスメント。 「死にはしないけど、長生きはしません」「もって一年ですね。長生きしたんだから寿命です」等。
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