トキ15000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 00:12 UTC 版)
15両が在籍。国鉄トキ15000形の同形車。花岡線廃止後、10両が同和鉱業片上鉄道に転属した。
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トキ15000形
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「国鉄トキ15000形貨車」の記事における「トキ15000形」の解説
第二次世界大戦が終結してから3年後の1948年(昭和23年)から1957年(昭和32年)にかけて5,617両(トキ15000 - トキ20616)が日本車輌製造、新潟鐵工所等にて生産された。車体の基本的な設計は、先述のトキ10形とほぼ同一だが全長は200mm延長されている。荷重は35t、石炭荷重では30tである。 台枠はトキ15000 - トキ19244の車両はリベットと溶接の併用、1953年(昭和28年)以降に製造されたトキ19245 - トキ20614の車両は全溶接になっている。また、台車はベッテンドルフ式で、トキ15000 - トキ18199がTR41、トキ18200 - トキ19245がTR41A、トキ19245 - トキ20614ではTR41Cを装備している。 トキ15000形は他形式への改造や、それ自体の廃車が進んだほか、1966年(昭和41年)に登場した後継車種のトキ25000形と置き換わるなどの形で表舞台から姿を消し、1986年(昭和61年)度をもって形式消滅した。 形式に変更を伴わない改造として木材チップ輸送対応車がある。これは、あおり戸・妻板の上部に鋼製枠と金網を追設して積載容積を拡大した車両で、トラ90000形と同様、木材チップ輸送に用いられた。改造による形式や番号の変更はない。九州地区を主として使用された。その他にも、あおり戸等を撤去して貨車移動機を輸送するのに使用される車両等が存在した。 また、1960年(昭和35年)に航空機のジェットエンジンを使用して除雪する案があり、このための試作を大宮工場においてトキ15000形を使って行った。
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