テレビドラマのブリチラ
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少年の半ズボンの丈の長さが時代の変遷と共に短くなった1970年代以降より、少年が主役となるドラマも増加してしばしばブリチラがドラマで露見されるようになった。当時はブリーフが男性下着の定番となっていたこともあり、一般にはブリチラがあってもそれはブリーフが特殊な下着ではなく、男児なら着用していて当たり前のように受け止められていた。 1979年から1985年にかけて放映された「あばれはっちゃく」の実写ドラマにて主人公を取り巻く少年たちが、活発に行動することからブリチラが必然的に発生するシーンが有名である。続いて、1984年9月27日に放映された「北の国から'84夏」ではモロパンどころか少年(六浦誠)の性器まで露出させたり、1985年度に放映された「毎度おさわがせします」では主役を務めた木村一八を始めとした脇役の少年達をモロパンのブリーフ姿で毎回のように登場させるなど、その露出は過激化して行った。その後、団塊世代ジュニアが青年層に移行したことで少年が主役の番組が減少し、東映不思議コメディーシリーズの1987年の「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」や1988年の「じゃあまん探偵団 魔隣組」がブリチラ番組の最終章に入り、半ズボン姿でブリチラが発生する少年が主役のドラマが減少した。 1990年代に入り、半ズボンや短パンの丈がハーフパンツの流行で、再び長くなったことやブリーフがトランクス人気に押されて青少年の間で廃れる方向に向かったことでブリチラがテレビドラマで登場する場面は少なくなった。それが、逆にブリチラの希少性が増したことで腐女子や腐男子の登場と共にインターネットの掲示板上では些細な場面でもブリチラが話題となるようになり、ブリチラの目撃情報が活発に報告されるようになったことで、ブリチラの俗語が普及する結果となった。近年ではブリーフを着用する青少年が極めて希な存在になっていることからブリチラだけでなく、ブリーフラインの目撃情報ですら話題となるようになっている。 ブリーフが青少年で廃れている典型的な例としてNHK教育テレビで2004年5月24日に放映された中学生日記「ああ、ブリーフ」 では平成生まれの世代でブリーフ着用者がいかに少数派に転じているかを描写したドラマで、日本ではブリーフ着用の少年が少数派に転じた悲哀をコミカルに描写していた。 2005年度放映の「広島 昭和20年8月6日」では、幼年期の矢島年明というキャラクター(冨浦智嗣)が、殴られたときにブリチラを見せている。しかし、インターネット上では、「衣装用のサポーターだ」という論争が起こった[要出典]。他にも同年10月にNHKで放映されたドラマ「ハルとナツ 届かなかった手紙」でも主人公を務めるハルとナツの次兄役を演じた椿直がまだブリーフが世に出現していない昭和初期の時代設定にもかかわらず、炉端で転倒した際に着物の裾からブリチラを見せていた。他にも、神木隆之介が同年の4月にTBS制作・放映の「あいくるしい」で、性器を見せるシーンでズボンと一緒にパンツを脱ぐ時ブリーフを覗かせたのに加えて、2006年11月放映のフジテレビのSPドラマ「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」 では、パジャマに着替えるシーンでもブリーフ姿を晒した。他にも、2011年4月〜6月に放映されたドラマ「犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜」で本郷大役を演じた山崎竜太郎がブリーフ姿を見せていた。他にも、同時期に放映されていた「マルモのおきて」でも笹倉友樹役を演じた鈴木福が着替えをするシーンで、ブリーフ姿を晒した。
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