テレビドラマにおけるパイロット版とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > テレビドラマにおけるパイロット版の意味・解説 

テレビドラマにおけるパイロット版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 23:13 UTC 版)

パイロット版」の記事における「テレビドラマにおけるパイロット版」の解説

比較分かり易いアメリカのテレビドラマを例にとると、現在ではいろいろな放送形態存在するが、かつてはアメリカにおけるテレビドラマ四大ネットワークNBCCBS、ABC, FOX)により放送されるのが主流だった。その場合、ドラマネットワーク放送局百パーセント制作されることはほとんどなく、映画会社制作プロダクション共同制作されるのが普通である。従って、コマーシャル放送料としてスポンサーから入る資金は、放送局通じて映画会社プロダクション分配されドラマ作られることになる。連続ドラマ制作にあたっては、放送局スポンサーおよび制作側の代表(エグゼクティブプロデューサープロデューサーディレクター脚本家など)による会議の後にまず第1話分が作られる通常これをパイロット版と呼ぶ。パイロット版完成すると再び代表者集まって試写行い、必要があれば手直しをされた後、2話以降制作開始され連続放送となる。 1960年代までは、60連続ドラマ場合、同じ時間パイロット版作られるのが普通だった。しかし、それ以降になると90分や120のものが作られるようになった。これらのパイロット版テレビ映画として放送され視聴者の反応見た上で、さらに手直しをされて連続ドラマ制作となるか、視聴率低く評判悪かった場合には制作中止されるパイロット版連続テレビシリーズにおけるファースト・シーズン第1話統合されている場合(主に輸出向け)は、細部違いが出る事も多く日本でも放映され海外ドラマでは『スタートレック』『刑事コロンボ』などは、パッと見でも第1話だけかなり違いの目立つ作品となっていた。また日本テレビアニメ特撮番組でも、第1話当初の数話分を作った後に細部直す為、違い目につく事がある。 これとは別に単発テレビ映画として作られたものが好評だったため、連続ドラマ化されることもある。この場合最初に作られテレビ映画パイロット版と呼ぶことが多い。しかし劇場用映画ヒットしたため、それを連続ドラマ化して放送した場合は、たとえスタッフキャスト共通していても、元の映画パイロット版とは呼ばないのが普通である。 日本近年テレビドラマでは、パイロット版はあまり製作されないが、かつては製作されており、テレビアニメと同じ製作体制の素に制作される特撮作品においては、割と良く知られていた。漫画作品原作とした作品においてはパイロット版単発作品として制作し、それが好調なら連続ドラマとして昇格されることがある特殊な例としては『世にも奇妙な物語』で製作され単発の話が後に数作単独ドラマ映画になるケース挙げられる

※この「テレビドラマにおけるパイロット版」の解説は、「パイロット版」の解説の一部です。
「テレビドラマにおけるパイロット版」を含む「パイロット版」の記事については、「パイロット版」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「テレビドラマにおけるパイロット版」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「テレビドラマにおけるパイロット版」の関連用語

テレビドラマにおけるパイロット版のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



テレビドラマにおけるパイロット版のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのパイロット版 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS