チェイシング・イエスタデイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/31 07:30 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『Chasing Yesterday』 | ||||
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ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2014年アビー・ロード・スタジオ | ストレイジウェイズ、|||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | Sour Mash | |||
プロデュース | ノエル・ギャラガー | |||
チャート最高順位 | ||||
・1位 (イギリス、アイルランド) ・10位 (日本) | ||||
ゴールドディスク | ||||
プラチナ(イギリス・BPI) | ||||
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ 年表 | ||||
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『チェイシング・イエスタデイ』収録のシングル | ||||
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チェイシング・イエスタデイ(Chasing Yesterday)は、イギリスのミュージシャンであるノエル・ギャラガーのセカンド・アルバム。日本先行発売。 タイトルの意味は「昨日を追いかける」。
概要
初となるセルフ・プロデュース・アルバム。ゲストとしてジョニー・マーがギターで参加(「バラッド・オブ・ザ・マイティ・アイ」)。
今作はかなりギター・サウンドが濃く、「ロック・アルバム」としてまとまっている。
本作のリード・シングルである「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーメント」の歌詞である「They tell me you’ve touched the face of God(訳例:神の顔に触れるような気持ちだ)」は、ノエルが見たドキュメンタリーから採ったとのこと。
「リヴァーマン」は、今の俺だからこそ書けた曲なんだ。「ロックンロール・スター」も二度と書けない、なぜなら……理由は分からないな。「リヴァーマン」もそういう曲だ。「ザ・ライト・スタッフ」はおそらく賛否両論あるだろう。「ロック・オール・ザ・ドアーズ」が好きな人はこの曲を不愉快に思うかもしれない。酷評されても仕方ない、覚悟はできてるさ。
「ジョニー・マーの演奏は素晴らしいの一言だ。俺たちとは本当に次元が違うんだよ。音を聴いただけで、彼のギターだと分かる。壮大な曲に仕上がったと思うよ」
反響
本作も成功を収める結果となった。全英チャート(OCC)では89000枚を売り上げ、2枚目となる1位[2][3]、さらにヴィニール盤も1位、Amazon.ukでも上位を記録した。日本のオリコン洋楽チャートではレッド・ツェッペリンのフィジカル・グラフィティ リマスターを抑えて1位(総合は10位)を記録。オーストラリア、ドイツ、オランダのチャートでもソロとしては初のトップ10入りを記録。アメリカのBillboard 200では35位を記録。
収録曲
全作詞・作曲: ノエル・ギャラガー。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「リヴァーマン - Riverman」 | |
2. | 「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーメント - In the Heat of the Moment」 | |
3. | 「ザ・ガール・ウィズ・エックス-レイ・ガールズ - The Girl with X-Ray Eyes」 | |
4. | 「ロック・オール・ザ・ドアーズ - Lock All the Doors」 | |
5. | 「ザ・ダイニング・オブ・ザ・ライト - The Dying of the Light」 | |
6. | 「ザ・ライト・スタッフ The Right Stuff」 | |
7. | 「ホワイル・ザ・ソング・リメインズ・ザ・セイム - While the Song Remains the Same」 | |
8. | 「ザ・メキシカン - The Mexican」 | |
9. | 「ユー・ノウ・ウィ・キャント・ゴー・バック - You Know We Can't Go Back」 | |
10. | 「バラッド・オブ・ザ・マーティ・アイ - Ballad of the Mighty I」 | |
合計時間: |
# | タイトル | 時間 |
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11. | 「リーヴ・マイ・ギター・アローン - Leave My Guitar Alone」 | |
合計時間: |
# | タイトル | 時間 |
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11. | 「ドゥ・ザ・ダメージ - Do the Damage」 | |
12. | 「レヴォリューション・ソング - Revolution Song」 | |
13. | 「フリーキー・ティース - Freaky Teeth」 | |
14. | 「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーメント - In the Heat of the Moment」(remix) | |
15. | 「リーヴ・マイ・ギター・アローン - Leave My Guitar Alone」(Japanese Bonus Track(only)) | |
合計時間: |
脚注
チェイシング・イエスタデイ (2013年–2016年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 23:38 UTC 版)
「ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ」の記事における「チェイシング・イエスタデイ (2013年–2016年)」の解説
2013年8月15日、ノエルはスポーツバーで行なわれた、贔屓チームのマンチェスター・シティなどについてのトークショーに出演した。ノエルは、ツイッターやメールで寄せられたファンからの質問に答えるコーナーで、オアシスの再結成の噂について質問されると、改めて2014年にオアシスが再結成することはあり得ないと語った。また、ハイ・フライイング・バーズの活動について聞かれると、次のように語った。「前作に入りきらなかった残りの曲が山ほどある。俺は今現在なにをしてるかだって?俺は曲を書いて、編集してる。確実に次の(アルバム)も作るだろうね。絶対に。約束は破らないよ」。ノエルはセカンド・ソロ・アルバムについてそれ以上語らなかったが、リリース日について聞かれると、口ごもりながらも「分からないな、でも出来上がったら必ず言うよ」と答えた。 2013年10月20日、ノエルは、新アルバムの曲は自身最高の曲であるとし、こう述べている。「完成した新曲を演奏してみて、思ったんだ、『めちゃくちゃいいぜ!もしかしたら俺が今まで書いた曲の中で一番かも』って。まぁ、ラジオから流れてきた『ロックンロール・スター』を聞いたら、そんなことないなって気づいたんだけど」。 2014年2月17日、ロンドンのアビー・ロード・スタジオでロジー・デンバースとザ・ウィアードゥ・ストリングスとコラボレーションしたセカンド・ソロ・アルバムの収録曲の一曲が、レコーディングされたと、ザ・ウィアードゥ・ストリングスのウェブサイトに掲載された。 2014年5月29日、ノエルは自身のフェイスブックページに、セカンド・アルバムを制作していることを明言するような、エレクトリック・ギターをチューニングしている様子の写真を投稿した。 2014年6月17日、ノエルの妻サラ・マクドナルドはインスタグラムにノエルが新アルバムをレコーディングしている最中であることを示唆するような投稿をしている。サラは、ノエルがワールドカップの観戦に行かないと投稿した。「みんな、用意はいい?…ノエルは忙しすぎてワールドカップを見に行けないみたい」。 2014年10月13日、新アルバムの『チェイシング・イエスタデイ(Chasing Yesterday)』が2015年3月2日にリリースされることを発表した。このアルバムからの最初のシングル「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーメント」は2014年11月17日に発売された。その後、「バラッド・オブ・ザ・マイティー・アイ」「リバーマン」がシングルとしてリリースされた。多くの音楽フェスティバルに出演した他、イギリス、ヨーロッパ、北アメリカツアーも行った。 2015年7月4日、彼らはクラパム・コモンで開催された「Calling Festival」でヘッドライナーを務めた。最初の曲「エヴリバディズ・オン・ザ・ラン」を演奏した後、ノエルは観客に次のように話した。「ハロー、クラパム...今、俺が言うとは思ってなかったことがあるよ」。 チェイシング・イエスタデイ・ツアーは2016年まで続いたが、メキシコのグアダラハラでツアーが再開される前日の3月7日に、ドラマーのジェレミー・ステーシーがバンドを離れてキング・クリムゾンに加入することを発表した。バンドが南アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパでのツアーを行った後、ステイシーの最後のショーは彼の故郷のボーンマスで4月30日に行われた。 残りのツアーの間、ノエルは元オアシスのドラマー、クリス・シャーロックと合流した。彼の最初のショーは7月1日にアトランタで行われた。シャーロックは実際には、ノエルがハイ・フライング・バーズの創設時に最初に検討していたステイシーと並んで、イギリスで2人しかいないドラマーの1人だった。しかし、シャーロックはすでにリアムとオアシスの他の元メンバーとの新しいバンド、ビーディ・アイに参加していたため、デフォルトで残っていたステイシーが唯一の選択肢であった。 ステイシーはツアー後バンドを脱退したが、ハイ・フライング・バーズのアルバム『フー・ビルト・ザ・ムーン?』のレコーディングセッションに参加した。 ツアーは、9月にブリクストン・アカデミーでの1回限りのショーで締めくくられた(ノエルがハイ・フライング・バーズまたはオアシスのいずれかで当会場のヘッドライナーを務めたのは初めて)。このショーでノエルは特別ゲストにジョニー・マーとポール・ウェラーがステージに参加した。
※この「チェイシング・イエスタデイ (2013年–2016年)」の解説は、「ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ」の解説の一部です。
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