ダラス (原子力潜水艦)とは? わかりやすく解説

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ダラス (原子力潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 01:17 UTC 版)

艦歴
発注 1973年10月31日
起工 1976年10月9日
進水 1979年4月28日
就役 1981年7月18日
除役 2017年5月22日
除籍 2018年4月4日
その後 除籍
母港 コネチカット州グロトン
性能諸元
排水量 6,900トン
全長 110.3m(362ft)
全幅 10m(33ft)
喫水 9.4m(31ft)
最大速 水上25kt(46km/h)
水中30+kt(56km/h)
潜行深度 290m(950ft)
機関 S6G reactor 1基
乗員 士官14名、兵員113名
モットー First in Harm's Way

ダラス(USS Dallas, SSN-700)は、アメリカ海軍ロサンゼルス級原子力潜水艦の13番艦。艦名はテキサス州ダラスに因んで命名された。その名を持つ艦としては3隻目。ただしダラスという名の艦はデモイン級重巡洋艦で2回(CA-140とCA-150)の建造が予定されたが、いずれも完成しなかった。先に完成していたクレムソン級駆逐艦ダラス(DD-199)は人名にちなみ、重巡に名を譲ることを想定してフルネームのアレクサンダー・ダラスに改名している。

艦歴

ダラスは、1973年10月31日コネチカット州グロトンジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社に建造発注され、1976年10月9日に起工した。1979年4月28日にウィリアム・P・クレメンツ・ジュニア夫人によって命名・進水し、1981年7月18日艦長ドナルド・R・フェリアー大佐指揮下就役する。ダラスは、ロサンゼルス級原子力潜水艦において火器管制システムソナー・システムが全てデジタル制御された最初の艦であった。

就役後、ダラスはコネチカット州ニューロンドンで第12潜水艦開発戦隊に配属され、多くの調査および研究開発プロジェクトに参加した。1988年9月以来、ダラスはニューロンドンの第2潜水戦隊に所属する。同戦隊への配属期間にダラスは最初の近代化オーバーホールが行われ、様々な海外配備を完了した。

ダラスは、ニューハンプシャー州ポーツマスで燃料交換オーバーホールを完了した。オーバーホールの一環としてドライデッキ・シェルターが装着された。シェルターはセイル後方に装着され、小型潜水艇(Swimmer Delivery Vehicle, SDV)の運用が可能となった。

ダラスは、インド洋での1度の配備、地中海での4度の配備、ペルシャ湾での2度の配備および北大西洋での7度の配備を完了した。

1981年8月27日、ダラスはバハマアンドロス島にある大西洋潜水試験評価センターに近づく際に座礁し、下部方向蛇を損傷した。数時間後に離礁し、ダラスは修理のためニューロンドンに帰還した。2017年5月、退役した。

ダラスは、2度の部隊勲功章、2度の海軍殊勲部隊章および1986年1991年1992年1993年1999年2000年Battle E戦闘効率賞を受賞した。また、1993年には全艦隊での最優秀艦としてバッテンベルク・カップにノミネートされ、1999年にはEngineering "E"Medical "M"を受賞した。

関連項目

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