タイターの語るタイムマシンとタイムトラベルとは? わかりやすく解説

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タイターの語るタイムマシンとタイムトラベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 00:29 UTC 版)

ジョン・タイター」の記事における「タイターの語るタイムマシンとタイムトラベル」の解説

タイター説明によれば彼の使用したタイムマシンは、たとえばタイムマシン題材にしたH・G・ウエルズ同名小説出てくる機械のようないわゆる乗り物ではなく重力制御装置であるという。しかし、タイムトラベルにはその装置乗用車設置して車ごと時間移動し、わかりやすさなどを考慮してタイムマシン呼んでいる。 タイムマシン2034年欧州原子核研究機構 (CERN) により試作1号機実用化され、タイター使用するもの正式名称「C204型重力歪曲時間転移装置」で、開発ゼネラル・エレクトリックが行ったという。 タイムトラベル方法は以下に示す通りである。 タイムマシン目的年月日時刻座標入力し始動させる重力場形成され搭乗者身体を包む。搭乗者エレベーターの上昇中のような感覚継続する装置加速するにつれて周囲の光が屈曲し一定まで達すると紫外線爆発的に放射されるためサングラス必須になる。 その後周囲次第暗くなっていき、完全に真っ暗になる景色元に戻りタイムトラベル完了するフルパワー駆動で約10年間飛ぶのに、およそ1時間程かかるとされるタイムトラベル可能な範囲は、タイター使用したタイムマシンでは約60年であり、それ以上過去未来行こうとすると、世界線世界)のズレ大きすぎて全く異な世界にたどり着いてしまうという。それはつまり、我々が現在知ることの出来歴史とはかけ離れた歴史持った世界へ到着してしまうということである(60年以内移動であっても誤差といえる程度世界線のずれが生じるためタイムトラベルのたびに「限りなく似通ったパラレルワールド」に移動していることになる)。 銀河系太陽系かなりの速度宇宙空間移動しているため、たとえ30年前過去タイムトラベル成功したとしても、そこには地球はなく、宇宙空間投げ出されてしまうと思われる。この疑問についてタイター技術的に最も困難な部分であると語っている。タイター説明によると、現在地における重力正確な測定を行うことによって、地球上で空間座標特定しているとのこと。なお、36年分の距離を移動するには光速でも26日必要である。その空間座標タイムトラベル中、VGL(可変重力ロック)という装置によって一定保たれており、時計タイター乗るタイムマシンではセシウム時計4個)の発振周波数を基に、Bordaと呼ばれるエラー修正プロトコル用いて制御されていると述べている。前述したように、この装置では60年間のタイムトラベル限界で、それ以上はVGLを使用して異なる空間座標到着する可能性が高い。 タイムトラベルは、それを客観的に観測している人間にとっては、一瞬のうちに終わっているように見える(つまり、タイムトラベラータイムマシン作動させた瞬間もとの世界戻ってきているように見える。たとえタイターこの世界線において2年もの月日過ごしていたとしても変わらない)。しかしこれは、あくまでタイムトラベルを(マシン積んだ乗り物移動させず)同じ空間座標行った場合である。タイムトラベル後、元の世界線へと戻るときにマシン作動させた空間座標最初座標と違う場合観測者にとっては、その場にあったタイムマシン(とそれを積んだ乗り物)が一瞬にして消え別の場所に一瞬にして現れるという風に見えるという。

※この「タイターの語るタイムマシンとタイムトラベル」の解説は、「ジョン・タイター」の解説の一部です。
「タイターの語るタイムマシンとタイムトラベル」を含む「ジョン・タイター」の記事については、「ジョン・タイター」の概要を参照ください。

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