ゼータ星アルコルのバド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 06:04 UTC 版)
ゼータ星アルコルのバド 年齢:23歳。身長:193cm。体重:84kg。誕生日:12月23日。血液型:不明。出身地:アスガルド。修行地:ワルハラ宮。 技:暗黒(シャドウ)バイキングタイガークロウ 声:水島裕、山田栄子(幼少期) シドの双子の兄にして、シドの影である神闘士。シドのものと同型の、白銀色の神闘衣を纏う。実力は神闘士No.2のシドをも上回り、その拳は一撃で牡牛座の黄金聖衣のマスクを断ち割り、受け止めた蛇遣い星座の白銀聖衣が白煙をあげるほどの威力を誇る。 アスガルドにおいて双子は家を滅ぼすものとして忌み嫌われていたため、誕生直後に風雪の中に捨てられた。貧しい村人に拾われ、その息子として育つも、10歳の時、弟シドと思わぬ邂逅を果たしたことで自分の呪わしい宿命を知り、全てに恵まれたシドを憎むようになる。なお、バドの存在を知っていたのはヒルダただひとりであり、他の神闘士たちはシドに双子の兄がいたことすらも知らなかった。瞬とシドの戦いが進む中でその存在が明らかとなるが、ジークフリートは嫌悪を示し、「あの男はしょせん影、神闘士ではない」と発言している。 ヒルダはバドをより強力な戦いの道具として利用するために、バドのシドへの憎しみを煽り、バドはシドに取って代わって自分がゼータ星の真の神闘士になることを望むようになる。 シドとの死闘を終えようとしていた瞬をネビュラストームの中で急襲するが、不審な小宇宙に気づいたシャイナによって阻まれる。瞬とシャイナを完全に圧倒し、次いで現れた一輝をも追いつめた。 兄弟愛を頭から否定し、シドへの烈しい憎悪の言葉を執拗に口にするが、自分を捨てた両親はともかくシドには非がないことを自覚しており、心の奥には弟への愛があったことを一輝の鳳凰幻魔拳によって看破される。さらに鳳翼天翔を受けたことで自身の敗北を認め、とどめを刺すよう一輝を促すが、瀕死のシドが兄を救おうと立ち上がり、一輝を背後から羽交い締めにして自分ごととどめを刺すよう懇願する。シドの口から自身に対する本心と真実を聞かされ、わだかまりを捨てたバドは、弟の亡骸を抱いて雪原へと去っていった。アスガルド編の最終話で、弟の遺体と折り重なるようにして息絶えているバドの姿が映される。
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