スティーブン・A・ホウリー
名前:スティーブン・A・ホウリー(Steven A. Hawley)
性別:男
国名:アメリカ
生年月日:1951年12月12日(カンザス州オタワ)
所属機関:アメリカ航空宇宙局(NASA)
飛行実績:スペースシャトル計画(STS-41-D/ディスカバリー号)(STS-61-C/コロンビア号)(STS-31/ディスカバリー号)(STS-82/ディスカバリー号)(STS-93/コロンビア号)
ホウリーは出身地であるカンザス州の大学に進学して物理学と天文学を学び、首席で卒業しました。さらにカリフォルニアの大学院に進んで博士号を取っています。大学院を卒業した翌年の1978年、NASAの宇宙飛行士に選ばれました。最初の数年は宇宙飛行士になるための訓練をおこないながら、サポート・クルーとしてスペースシャトルのテストやチェックをする作業に従事していましたが、1984年に打ち上げられたSTS-41-Dで初めて乗組員として宇宙飛行に参加しました。1990年からあとの一時期、ホウリーは宇宙飛行士事務所の副チーフを務めたり、NASAのエミーズ調査センターの副局長のポストにつくなど、宇宙飛行の現場から遠ざかっていました。しかし1997年から再び宇宙飛行士としての活躍をはじめています。
1.同じロケット、衛星に乗った宇宙飛行士はいるの?
STS-41-D(ディスカバリー号、1984年8月30日打ち上げ)では、ヘンリー・ハーツフィールド、マイケル・コーツ、ジュディス・レズニク、リチャード・マレーン、チャールズ・ウォーカーと同乗しました。
STS-61-C(コロンビア号、1986年1月12日打ち上げ)では、ロバート・ギブソン、チャールズ・ボールデン、フランクリン・チャン・ディアズ、ジョージ・ネルソン、ロバート・センカー、ビル・ネルソンと同乗しました。
STS-31(ディスカバリー号、1990年4月24日打ち上げ)では、ローレン・シュライバー、チャールズ・ボールデン、ブルース・マッカンドレス、キャスリン・サリバンと同乗しました。
STS-82(ディスカバリー号、1997年2月11日打ち上げ)では、ケネス・D・ボウアーソックス、スコット・J・ホロウィッツ、マーク・C・リー、グレゴリー・J・ハーバウ、スチーブン・L・スミス、ジョセフ・R・ターナーと同乗しました。
STS-93(コロンビア号、1999年7月23日打ち上げ)では、エイリーン・M・コリンズ、ジェフリー・S・アスビー、ミッチェル・トグニニー、キャサリン・G・コールマンと同乗しました。
2.宇宙でどのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
STS-41-D(ディスカバリー号)はスペースシャトル・ディスカバリーとして初の飛行でした。宇宙の微小重力環境を利用したホルモン精製の実験や、太陽電池板の性能を調べる実験などをおこないました。ホウリーはミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)としてシャトルに搭乗していました。
STS-61-C(コロンビア号)は約76年ぶりに地球に接近してきたハレー彗星の写真撮影などをおこないました。ホウリーはMSとして搭乗しました。
STS-31(ディスカバリー号)ではハッブル宇宙望遠鏡が地球周回軌道上に運ばれ、ホウリーはMSとして搭乗していました。
STS-82(ディスカバリー号)はハッブル宇宙望遠鏡の補修作業をおこないました。ホウリーはその作業のためにロボットアームを操作しました。
STS-93(コロンビア号)では科学実験用の設備「Chandra/IUS-27」を使って「宇宙での筋肉組織の減少」についての研究など、さまざまな科学実験がおこなわれました。ホウリーはMSとして参加しました。
3.どれくらいの時間、宇宙を飛んでいるの?
STS-41-D(ディスカバリー号、1984年8月30日打ち上げ)では6日と23時間40分、STS-61-C(コロンビア号、1986年1月12日打ち上げ)では6日と2時間3分、STS-31(ディスカバリー号、1990年4月24日打ち上げ)では5日と1時間16分、STS-82(ディスカバリー号、1997年2月11日打ち上げ)では9日と23時間38分、STS-93(コロンビア号、1999年7月23日打ち上げ)では4日と22時間50分、宇宙に滞在しています。
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