スタイル、イメージ、ファン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:24 UTC 版)
「ジャスティン・ビーバー」の記事における「スタイル、イメージ、ファン」の解説
ニューヨーク・タイムズ誌のJan Hoffmanによると、ビーバーの魅力の一部は自身のYouTubeチャンネルによるものであるという。11月中旬にEP『My World』をリリースするずっと前から、YouTubeに投稿した動画は何百万人もの視聴者を引きつけた。ブラウンはその魅力を認めている。アトランタへ飛ぶ前、スクーター・ブラウンは"まずは彼をもっとYouTubeで有名"にしたいと思っており、そのチャンネルにもっとホームビデオを投稿するようにビーバーに言った。「俺はこう言ったんだ。「ジャスティン、部屋には誰もいないかのように歌え。でも高価なカメラは使わないでおこう。」って。子どもたちにそれを見てもらって、仕事をしてもらう、そうすればジャスティンは自分たちのものだと感じる。」と振り返った。ビーバーは今もそのチャンネルに動画を投稿し続けている。また、Twitterを始め、定期的にファンとの交流を図っており、2010年11月には600万人のフォロワーがいると伝えられた。それから一貫して一日あたり約24000人のフォロワーを得ている。また、このアカウントは市場においても成功している。例としては、「One Time」のミュージックビデオがYouTubeに投稿されてから急速に売上が伸びたことがあげられる。 ビーバーはアッシャーと同じ14歳のときに契約したが、アッシャーは「俺は成功力を高めるチャンスを得られた。これが突然にビーバーにも起こったってわけなんだ。」とコメントしている。ビーバーは常にアッシャーやブラウン、ビーバーのボディーガードであるケニーといった大人たちに囲まれており、名声やパブリックイメージの扱い方の指導を受けている。ビーバーとの契約後、アッシャーは元アシスタントの一人であるライアン・グッドをビーバーの地方公演マネージャーかつスタイリストに任命した。ビーバーの「swagger coach(スタイルの師匠)」と愛称をつけられたグッドは、ビーバーのために野球帽とトレーナーとドッグタグと派手なスニーカーを合わせたスタイル「streetwise look(世慣れたルック)」を創りだした。ロサンゼルス・タイムズ誌のAmy Kaufmanは「ビーバーはオンタリオ州ストラトフォード郊外で中流階級の家庭の元育ったが、服装や話し方(「Wassup man, how you doin'?(おっす、元気?)」や「It's like(って感じ)」、「you know(えっと)」、「whateva'(whateverのスラング)」)からお気に入りのラッパーの真似をしているのがわかる。」とコメントしている。 ビーバーはしばしばTiger Beat誌などのティーン誌に取り上げられ、「ティーンのアイドル」と言われている。ニューヨーク、アムステルダム、ロンドンのマダム・タッソー館ではビーバーの蝋人形が展示された。2010年に髪型を変えたことにより、ビーバーのグッズを変更しなければならない事態となった。あるメーカーは、2011年のクリスマスシーズン用の人形の髪型を変えるのに10万ドルの出費に見舞われたため、「今までで最も高価なミュージシャンのヘアカット」となった。その他ビーバーになりたいという願望からビーバー顔美容整形をする男性まで現れるほどの人気ぶり。 左利きで主にギターも左で弾く。また、ジャスティンは小柄で実年齢よりも若く見えること、声の高さ(女の子のように声が高いことから)、ティーン・ポップ、イメージ、頻繁にメディアで取り上げられることを非難され続けてきた。彼はたびたびブログや掲示板で批判の的とされており、そのほとんどがYouTubeや4chanの利用者によるものである。デイリー・テレグラフ紙のNick Collinsは「ビーバーの評判もまた特にネット批評家を不愉快な気分にさせているようだ。彼の若々しい容貌、ティーン・ポップの歌、若い10代の女の子たちのアイドルであること、スピーチの態度はたくさんの注目を浴びている。」と考えている。 ビーバーの中性的な外見も頻繁にメディアに取り上げられており、2011年には中性的な人物についてを扱ったLOVE誌の表紙を飾った。 ファン層のいくつかは「Belieber(ビリーバー)」として知られており、2010年の流行語になった。初期のビーバーのファン層はYouTubeで増え、ファーストアルバムの発売を早めた。ビーバーの人気はインターネットの結果である。というのも、大きなファンのコミュニティがファンとのコミュニケーションをはかるために積極的にインターネットを利用し続けたからである。ビーバーのマネジメントチームはファンを動員し、ビーバーと関係のある行動を起こすように調整しようと努力をしている。
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