スカウトとは? わかりやすく解説

スカウト

分類:ロケット
名称:スカウト
打ち上げ国名機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
開発機関・会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)
運用機関会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ場所: バンデンバーグ空軍基地/ワロップス飛行施設/サンマルコ射場
運用開始年: 1960年
運用終了年: 1994年

スカウトは、日本のM(ミュ−)と並ぶ全固体推進剤ロケット本格的な衛星打ち上げ機です。スカウトの開発は、1958年NACA(全米航空諮問委員会)によって始められNASA(航空宇宙局)に開発引き継がれました。スカウトの初号機1960年7月試射され、1961年2月にはエクスプローラー9の打ち上げ成功しましたそれ以降1994年最終118号機が打ち上げられるまで、NASA小型衛星打ち上げ機として活躍し科学衛星軍事衛星外国衛星などを打ち上げてきました。スカウトはNASAワロップス飛行施設空軍バンデンバーグ空軍基地の他に、ケニア沖のインド洋上にイタリア建設したプラットフォームサン・マルコ射場からも打ち上げられました。この間改良重ねられて、初期型衛星機動投入質量60kgは、最終G-1型では208kgにまで向上してます。

1.どんな形をし、どんな性能持っているの?
スカウトは全固体推進剤4段ロケットで、1972年登場したD型では全長22.2m、直径1.15m、離昇重量は21.5tになりますロケット・モーター推力第1段が63.5t、第2段が27.2t、第3段が9.5t、第4段が2.5tになります。高度480kmの軌道投入出来質量は177kgです。

2.打上げ飛行順序はどうなっているの?
第1段燃焼時間82秒、第2段40秒、第3段40秒、第4段31秒になります

3.どんなものを打ち上げたの?
エクスプローラートランジットサン・マルコ、ESRO、エイリアルあります

4.どのくらい成功しているの?
1960年から1994年までの間に118打ち上げられて、失敗14回です。打ち上げ成功率は88.1%になり、1976年5月94回目打ち上げ以降はすべて成功してます。

5.この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?
アメリカ空軍はほぼ同じ型をブルー・スカウト(SRM-89/90/91/92)として採用し1970年まで28打ち上げてます。





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