シルヴィア編
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上下巻構成のDVD全2巻で、各巻とも収録時間30分、16:9スクイーズ。 アダルトゲーム誌「BugBug」の表紙原画で知られるアニメーターの黒田和也が、2009年6月18日に発売された増刊「DVD BugBug 極」でのテレビアニメ版応援特集に合わせて表紙のシルヴィアの原画を担当したことが縁となり、L.からRicottaへ企画が持ち込まれた。 内容はアダルトゲーム版のシルヴィア編に沿っており、彼女と哲平のさまざまなセックスシーンが描かれるが、物語の序盤部分は省略されており、哲平、シルヴィア、マリア、優以外の人物が登場しないまま物語は進行する。女性陣の声優は、アダルトゲーム版と同じ面々が担当している。 アダルトゲームである原作がテレビアニメ化された後に改めてアダルトアニメ化された例としては『下級生2』に次ぐ作品となったが、これについてももいさくらは、各方面へ波風を立ててしまったことをL.公式サイトで明かしている。 2014年1月31日には、上下巻をDVD1枚に収録した廉価版『プリンセスラバー! コンプリートディスク』が発売された。DMMでは、発売前の予約本数によって2013年下半期アニメランキングで第49位を獲得している。また、発売後は同サイトの2014年上半期アニメランキングで第28位を獲得している。 上巻『キミといっしょの朝』 初回限定版が2010年9月17日、通常版が同年10月29日に発売された。前者と後者の差異は、リバーシブルジャケットや同柄のポストカードの有無、DVDトールケースの色。 初回限定版発売に先んじてBugBug2010年9月号では本作の宣伝を兼ね、黒田和也関連作品(『あきそら 〜夢の中〜 上巻』、『15美少女漂流記OVA 〜どきどきハーレム編〜』)との合同特集が組まれた。また、同年9月17日、9月24日、9月25日には初回限定版発売を記念し、秋葉原のソフマップ各店では購入者へ特製ポストカードが、下巻予約者へ特製フィルム型しおりがそれぞれ先着順で配布された。 黒田和也が作画監修にまで関わったアダルトアニメ作品としては『そらのいろ、みずのいろ』上巻以来であることから多大な注目を集めた結果、Getchu.comでは発売直後のセールスランキングで第1位を獲得している。また、DMMでは同様の理由から紹介ページが開設された上で2011年1月28日にダウンロード販売が開始されたが、これも同年の上半期作品ランキングで第12位、下半期作品ランキングで第17位を獲得するなど、それぞれ好調な成績を上げている。 下巻『ひとりにシたくない夜』 初回限定版と通常版が2010年10月22日に同時発売された。前者と後者の差異は、リバーシブルジャケットの有無、DVDトールケースの色。 初回限定版発売を記念し、秋葉原のソフマップ各店では2010年10月29日までの期間限定でL.公式サイトからダウンロードできる特製壁紙の解凍パスワードを記載したポストカードが、購入者へ先着順で配布された。 DMMでは2011年3月15日にダウンロード販売が開始され、同年の上半期作品ランキングで第40位、下半期作品ランキングで第27位をそれぞれ獲得している。 なお、黒田和也は上巻に続いて「作画監修」と表記されているが、下巻では設定画や版権画を描いただけで本編には関わっていない。これは本編の制作期間が『あきそら 〜夢の中〜 下巻』と完全に重なってしまったためであることを、自身の同人誌『しまほっけ13』50ページで残念がっている。
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