シリーズの世界背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 08:08 UTC 版)
「メタルマックスシリーズ」の記事における「シリーズの世界背景」の解説
突如起こった“大破壊”と呼ばれる災厄で都市文明が荒廃し、砂漠化や環境汚染が進んだ近未来の地球が舞台である。奇形化・凶暴化した怪生物、暴走する前時代の自律兵器、跋扈する犯罪者などが“モンスター”である。これらを退治するのが“モンスターハンター”と呼ばれる職業であり、プレイヤーはモンスターハンターを目指す1人の青年となって冒険する。このゲームのシンボルとも言える“戦車”は、魔法や超能力など何一つ持たない人間がモンスターに対抗しうる強力な手段である。 シリーズを通して作品間の直接的なつながりは無い(ただし『鋼の季節』は一作目の主人公の息子や仲間たちが登場する)が、シリーズに共通するキャラや設定が随所に見られ同一世界であることを示唆しており、第1作にて大破壊の原因が判明しその脅威の根源が倒されるというシリーズの完結部分に当たるため、続編作品はそれまでの前日談・後日談の位置づけになっている。また、文明破壊前に通用していた貨幣は使われておらず、作中での世界においては「G」を単位とした独自通貨が流通している。 各作品の舞台となる地域は毎回明確にされることは無いが、地形や建築物などからおおよその見当がつけられている。 『1』および『リターンズ』では、日本の鉄道路線や東京タワーや東京都庁舎が一部登場しており、東京をモデルにしている。 『2』では、攻略本のコラムに開発者の宮岡寛が諏訪湖や諏訪大社に取材に行ったとあり、諏訪湖周辺説が強い(ただし宮岡は特にそういうつもりは無いとしている)。 『砂塵の鎖』では、湖の形が琵琶湖に酷似、町の名前が近辺の地名を捩った物がある(鈴鹿→ベルディア〔鈴:bell 鹿:deer〕など) 発売中止となった『ワイルドアイズ』は、当時の雑誌記事[どれ?]からアメリカ大陸が舞台とされていた。 『3』では、樹海やワナナバニ研究所(熱川バナナワニ園)、シエルタ(五稜郭)、プエルト・モリ(長崎)、ドゥーム球場(福岡ドーム、ナゴヤドーム、アメリカの球場)など、それぞれ、おおむね日本という共通点はあるものの、特定の地域をモデルとはしていない。 『ゼノ』『リボーン』では、東京23区をモデルとしている。
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