シャトルバス事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:16 UTC 版)
イオンコンパスでは、シャトルバス運行支援「スマート・シャトルバス」サービスを「地域密着型シャトルバス」と位置づけ、「地域の足として、大切な方々を正確・安全に輸送する」「都市型・高齢化社会を助ける地域密着型の交通手段」と銘打っている。 元は各地のイオンモールなど、イオングループの大型商業施設へのシャトルバス運行のために始まったサービスである。特に地方で多店舗展開するイオングループでは従来から、店舗と鉄道駅などを結ぶ「買い物バス」としてシャトルバスの運行例が多数みられた。実際にイオンの店舗と地域を結ぶシャトルバスが、民間によるコミュニティバス的な機能を担っている地域もみられる。イオンの店舗へのシャトルバス運行で培ったノウハウを活かし、イオングループの施設にとどまらず他社の商業施設や企業送迎、スクールバスやコミュニティバスなどへの応用と発展を図ったものである。 「買い物難民#商業施設によるバス運行」も参照 イオングループの大型商業施設のシャトルバスの例 イオンモール下田(青森県)つばめ交通による運行 イオンモール下田(青森県)つばめ交通による運行 イオンタウン木更津朝日(千葉県)小湊鐵道による運行 イオンモール甲府昭和(山梨県)山梨交通(伊勢町営業所)による運行 イオンモール甲府昭和のご当地WAONラッピング車両山梨交通(伊勢町営業所) イオンタウン富士南(静岡県)信興バスによる運行 イオン尼崎店(兵庫県)自家用バス(マイクロバス)による運行 イオン穂波ショッピングセンター(福岡県)誠心物流「ゆめりあバス」による運行 「スマート・シャトルバス」サービスでは、以下のようなシャトルバス運行に関するあらゆる業務を請け負い、バス事業者への委託業務全般を代行している。 運行バス会社の選定、運行経路とダイヤ・時刻表の作成とそのための調査 バス停留所等の乗降場所のサイン制作 毎日の乗降調査・集計、運行記録の制作管理 毎月の運行管理、運転者の指導監督、運行実態調査員の派遣、運行事業者への交通安全講習会の実施 乗務員の定期研修(四半期に1回) 管理担当者による巡回指導、事故の際の調査業務 運行事業者協議会の開催、三者間協議会の実施 緊急時スタッフ派遣、イベントスタッフ派遣(オプション) シャトルバス運行に関する告知媒体の制作・配布(オプション) また、GPSを利用した独自のバスロケーションシステム「BUS SEARCH(バスサーチ)」を導入し、車両の位置情報を一括管理するとともに、利用者へ運行情報を配信することができる。またこのシステムはシャトルバスのオプションとしてだけでなく、自社車両の運行管理などのためシステム単体のみ導入することも可能としている。
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