シゼンシュギとは? わかりやすく解説

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しぜん‐しゅぎ【自然主義】


しぜんしゅぎ【自然主義】

読み方:しぜんしゅぎ

長谷川天渓評論集明治41年(1908)刊行


自然主義

読み】:シゼンシュギ
【英】:NATURALISM

自然対象様式化したり、観念的な表現を行うのでなく、見えるがままに忠実に再現しようとする芸術制作態度。自然主義は、自然に価値原理を置き自然の理想化相反しないところから写実主義範疇に入るが、それと同時に理想化否定する狭い意味での写実主義とは矛盾する性質を持つ。この用語が特定の流派に結びつけられ初め用いられたのは、17世紀イタリアマンフレーディ、ホセー・デ・リベーラなどカラヴァッジオ後継者指して呼んだ時だが、一般的には19世紀後半クールベの影影下に現れ写実主義新しい傾向を指す。批評家カスタニャリが、1860年代から70年代サロン出品されたルパージュやベロー都市新しい風俗を描いた作品や、マネによるパリの観楽街描写などを自然主義と呼んだ。これはゾラが、自然科学実験的方法取り入れ個人的感情排して現実世界観察徹底させる文芸方法を自然主義と呼んだことに対応する



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