システム障害
システム障害
【英】system fault
システム障害とは、情報システムが何らかの不具合によってその機能に支障を来たし、本来の機能が利用できない状態のことである。
システム障害は状態を示す用語であり、原因を示すものではない。システム障害が発生した際には、ログなどを参照して不具合の原因となっている箇所を特定して速やかに対処する必要がある。
一口にシステム障害と言っても、その内容・原因は多岐にわたる。プログラムのバグや初期設定の誤り、デッドロックの発生、処理量の急増によるレスポンス低下、外部からのクラッキング、ハードウェアの故障、通信ケーブルの寸断、電源の接触不良によるショート、あるいは、従業員のオペレーション上のミス、セキュリティシステム上の暗号化認証の有効期限切れ、システムの再立ち上げ時の初期化失敗なども、システム障害の原因となりうる。
システム障害のうち、OSやデバイスドライバなどのプログラムにバグがあることで処理が継続できなくなっている状況を、特にシステムエラーと呼ぶことがある。また、システム障害の予防や、障害発生時に業務への影響を最小限に抑えるためマニュアルを作成するといった活動を、システム障害管理と呼ぶ。
システム障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/09 22:09 UTC 版)
2011年(平成23年)7月25日に新取引システム「大富豪21」に移行したが、その後システムダウンを繰り返し、円高の進行する2011年(平成23年)8月1日深夜にもシステムダウンして、長時間にわたり取引できない状態が続き 8月3日14時頃に復旧した。なお一部の顧客は 8月8日まで取引できなかった。「大富豪システム」とはシンプレクス社が開発し、同社が提供するクラウドサービス「Voyager Trading Cloud(ボイジャー・トレーディング・クラウド)」上で運用されていた。 設計時の不備が原因で、システム稼動中に不要な処理が行われたことで他の一部の処理が滞留してしまい、サーバの容量が枯渇して、業務の継続のためシステムを停止したとしている。 顧客には 8月1日から 8月5日取引終了時点までの取引手数料を払い戻すなどの対応を行った。 このシステム障害に対して、10月14日に関東財務局から業務改善命令を受けている。 また、2013年11月にはシンプレクス社を相手取って36億円の損害賠償請求の訴訟を東京地方裁判所に起こした。
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