システム障害
システム障害
【英】system fault
システム障害とは、情報システムが何らかの不具合によってその機能に支障を来たし、本来の機能が利用できない状態のことである。
システム障害は状態を示す用語であり、原因を示すものではない。システム障害が発生した際には、ログなどを参照して不具合の原因となっている箇所を特定して速やかに対処する必要がある。
一口にシステム障害と言っても、その内容・原因は多岐にわたる。プログラムのバグや初期設定の誤り、デッドロックの発生、処理量の急増によるレスポンス低下、外部からのクラッキング、ハードウェアの故障、通信ケーブルの寸断、電源の接触不良によるショート、あるいは、従業員のオペレーション上のミス、セキュリティシステム上の暗号化認証の有効期限切れ、システムの再立ち上げ時の初期化失敗なども、システム障害の原因となりうる。
システム障害のうち、OSやデバイスドライバなどのプログラムにバグがあることで処理が継続できなくなっている状況を、特にシステムエラーと呼ぶことがある。また、システム障害の予防や、障害発生時に業務への影響を最小限に抑えるためマニュアルを作成するといった活動を、システム障害管理と呼ぶ。
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