シグナルリモコン系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/18 05:42 UTC 版)
「パナソニックのヘッドホンステレオ」の記事における「シグナルリモコン系」の解説
パナソニックの製品では、複雑な操作体系を避けるため、ワンキー操作を特徴としていた。全てのリモコンに、「リモコン操作コマンド」と呼ばれるワンキー操作の共通の操作コマンドが使用可能で、操作時にビープ音が鳴るようになっている。 シグナルリモコン(1989年~) 基本操作はワンボタンのみで行なうというシンプル設計。ワンボタンによって一通りの操作が可能である。 基本的にはUロードインサイドホンだが、上位機種のみUロードHi-Fiインサイドホンを採用している。両方のバージョンは別売りされた。 見えるリモコン(1990年) 液晶表示機能を搭載し、本体の使用状態が一目で確認できるようになった。白黒液晶搭載に伴い、リモコンの重量が増加してリモコンが下に垂れるのを防ぐため、クリップが付属している。UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。 ASC(アメニティ・サウンド・コントロール)リモコン(1991年) シグナルリモコンをベースに、「ASCスイッチ」の追加とボリューム調節のダイヤル化及びデザインの改良が行われ、基本操作以外の操作体系の見直しが図られた。デザインはシグナルリモコンを踏襲しているが、凹凸部分が除かれて丸みを帯びた。「ASCスイッチ」は街角ポジションと電車ポジションとの切り替えのみであり、ライブポジションやS-XBSとの併用が可能。 UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。 音見えリモコン、局見えリモコン(1991年) テープ再生時の音符表示機能とチューナー使用時のバンド及び周波数表示機能が追加された。EQ切り替えやASC切り替えはボタン操作に変更され、全ての切り替えは「ASC EQボタン」に集約された。 連続再生時間2時間で液晶表示にマークが付くようになった。 UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。 音見えリモコンは、RQ-S60Vに接続してチューナー使用や周波数表示することができる。これは、音見えリモコンと局見えリモコンが同じ仕様であるため。尚、非公式であるが、RQ-S70との接続にも対応している。 液晶表示機能の利便性が好評を博したため、翌年に発売された当社のポータブルCDプレーヤーではCD時間表示機能を搭載し、ASC EQボタンを除いた仕様の液晶リモコンが付属した。 新ASCリモコン(1992年) ASCリモコンのマイナーチェンジバージョン。デザインは扁平となり、録音操作対応、街角ポジション非対応となった。「ASCスイッチ」は「ASC EQスイッチ」に名称変更され、S-XBSと電車ポジションとの切り替えが可能になった。ライブポジションとの併用が可能。 UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。 新・音見えリモコン(1992年) 音見えリモコンのマイナーチェンジバージョン。色は灰色(ボタンは黒色)となり、TPS機能対応、表示は再生専用の仕様となった。尚非公式であるが、RQ-S60との接続に対応している。連続再生時間表示は1時間ごとに数字のマークが付くようになり、最大で3時間まで表示されるようになった。 UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。 すっきりリモコン(1993年〜) シグナルリモコンをよりコンパクトでおしゃれな形状にした。機能はシグナルリモコンを踏襲しているが、新たに絡みにくいコードと頭出し機能に対応し、ボリューム調節がダイヤル化された。登場当初はUロードインサイドホンのみであったが、1994年以降はぴったりホンを採用した。UロードHi-Fiインサイドホンを採用したバージョンもある。これら3種類は別売りされた。 新・液晶リモコン(1993年) 新・音見えリモコンのリニューアルバージョン。テープの走行状態がアニメーションで表示されるようになったが、新・音見えリモコンと比べて機能が大幅に弱体化したことや、リモコンの相互性の低さに加えて、3曲TPSに非対応であることから、高い評価は得られていない。初めてぴったりホン(ツインロードHi-Fiインサイドホン)に対応した。連続再生時間表示は数字で表示されるようになり、最大連続再生時間まで表示が可能になった。
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