シェアード‐サービスとは? わかりやすく解説

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シェアード‐サービス【shared service】

読み方:しぇあーどさーびす

《「シェアドサービス」とも》大企業企業グループなどの組織において、各部門共通する業務一部門に集約し効率化を図る経営手法。主に人事総務経理情報システムなどの間接部門対象とすることが多い。


シェアードサービス

【英】shared service

・シェアードサービスとは、各社内でにある人事経理情報システムなどの間接部門業務1つ組織集約することにより業務効率化コスト削減を図る手法である。

サービスの提供先を「顧客」として捉えサービス価格明示することで、付加価値創造価格アップといった市場原理の働く環境構築し自律的にサービス品質の向上(付加価値向上)を実現し効用最大化を図る仕組みである。

業務集約プロセスにおいて各機能にあった重複業務重複人材スクラップが可能となり、コスト削減可能になる加えて集約を図る際に、業務標準化推進する必要があり、結果的に画一的均一なアウトプット創出可能になることでも、一定業務品質維持可能になるまた、標準化の推進により特殊技能持たない人材による業務代替可能になりコスト削減効果がある。

最終的には、ノウハウ蓄積しプロフィットセンターとして業務受託など外販をしていくことを視野に入れるケースもある。

・シェアードサービスは、米国GE社導入起源とされており、各部門にあった伝票理などの経理業務1つ部門集約し各部門における業務簡素化実現する目的実施された。

その後ERP (Enterprise Resource Planning 企業資源計画)が米国大企業などで導入されたことにより、シェアードサービスの活用広がった

日本でもバブル崩壊後不況情報技術発展背景に、業務集約化標準化図りコスト削減などを実現する目的活用される例が増えてきた。

・しかし、導入時業務標準化困難さグループ会社間で業務異なるため、調整不可避)や運用時には、単純化され業務を担う人材動機づけキャリアパス対す取り組み必要なこと等、課題も多い。

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シェアードサービス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 12:53 UTC 版)

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シェアードサービスとは経営学用語の一つで、存在している複数の企業が、人事経理情報などといったサービスの間接部門を共有することである。


概要 

シェアードサービスは、企業グループ内の複数の企業が共有するという形で実施されている。シェアードサービスが行われることによって、従来ならば企業の数だけ存在していた部門が一つにまとまるということになり、業務の効率化やコスト削減が期待できる。

2000年代以降の財界では、グループによる経営が重視、推進されてきており、それとともにシェアードサービスも多くの企業によって導入されてきている。

バーチャルシェアードサービス

シェアードサービスは、企業のグローバル化と情報通信技術の発展によるネットワークの普及により、旧来の物理的に部門を集約するのではなく、スタッフを各地域に配置しておきながら、仮想的にサービス提供組織を集約する形態に進展してきている。これをバーチャルシェアードサービス[1]という。

脚注

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