コンデンサーマイク
コンデンサー・マイク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 06:28 UTC 版)
ELA M-250/251(真空管式) ドイツのテレフンケン(Telefunken)ブランドから発売されていた管球式コンデンサー・マイクロフォンの「ELA M-250/251」シリーズだが、その基本設計と「AKG ELA M-250/251」シリーズとして、ごくわずかな本数がAKGブランドで発売されていた。現在では世界的に見ても殆ど入手困難な稀少機種となっている。 C 12(真空管式) 1953年に発表された管球式コンデンサー・マイクロフォンで、基本的には「ELA M-250/251」と同一の設計になっていて、「AKG ELA M-250/251」シリーズとして発売されていた際に使用されていたダイアフラムを共有したタイプで、高音圧にも耐えられるアンプ設計になっている。「C 12」も現在においてもなおボーカル録音で多用される事が多く、楽器収録関連でも様々な場面で使用されている。AKGにとって代表的な存在のマイクロフォンで、現在でも「C 12 VR」などの形式で後継機種が発売されている。「C 12A」というほとんど「C 414」のルックスをしたモデルがあり、後の「C 414」シリーズへ発展した。 C 24(真空管式) 「C 12」のステレオ仕様になっている管球式コンデンサー・マイクロフォン。上下にダイアフラムが2階建て状態に搭載されていて、各々の向きを90〜120度に変える事が出来て、パワー・サプライ側の指向性切り替えスイッチで、単一指向性、双指向性、無指向性への切り替えが出来、ステレオ収録の際にM/S、X/Yなど収録における特性をコントロールさせ、ステレオ・イメージを可変させる事が出来るようになっている。現在では「C 12」以上に入手困難であり、個人所有以外では保有するレコーディング・スタジオは余りない。 C 414 「C 12 A」から続く「C 414」シリーズで、ラージ・ダイヤフラムのコンデンサー・マイクロホン。シリーズ発売当時から現在に至るまでレコーディング・スタジオにおけるスタンダードな存在のマイクロフォンになっている。ボーカルに限らずほぼ全ての楽器などに使用されている。マイクロフォン側にFILTER、PAD、指向性切り替えスイッチが搭載されていて、マイキングしながら設定できる仕様になっている。現在でも様々な派生バリエーションで「C 414」シリーズとして発売されていて、最近では「C 414 XLS」「C 414 XL II」「C 414 B-XLS」「C 414 B-XLS/ST」「C 414 B-XL II」などの種類がある。 C 451 1969年に発売。長い筒型の形状をしているペンシル型スモール・ダイアフラムのコンデンサー・マイクロホン。本体とダイアフラムを含むカプセル部分に分割できる形状で、カプセルを変えて行く事で様々な特性に変えられるという個性を持つマイクロフォンでもある。「C 451EB」本体とダイアフラムのカプセル部分である「CK 1」との組み合わせにおけるスモール・ダイアフラム・マイクロフォンの特性である繊細な音場再現能力が好まれ、レコーディング・スタジオではシンバル類やアコースティック・ギターなどを始め様々な用途に使用されていて、現在でもAKGから「C 451 B」という型番で、ステレオ対応のステレオ・セット・ユニットとして「C 451 B/ST」というモデルと共に発売されている。
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