マイクアンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/01 19:16 UTC 版)
マイクは一般に小信号の信号源であるので扱いやすいレベルに増幅するためのプリアンプを使用する。このプリアンプを一般にマイクアンプと呼ぶ。 マイク用に市販されている単体のプリアンプでは、単に信号レベルとインピーダンス変換のみを目的にするにとどまらず、マイクを入力源とすることにあわせたさまざまな機能を持つものが少なくない。マイクアンプに搭載されることが多い機能としては、会議用と音楽用などで異なるが、イコライザー、コンプレッサー、ディエッサー、エキサイター、ノイズゲートなどがある。また、真空管を用いたアンプは、高調波歪やクリップ特性などによって独特の音質を持つため、半導体アンプであっても真空管をエミュレートする機能が付加されているものも有る。 このほか、マイクアンプの機能として、ファンタム(ファントム)電源を内蔵した物も多い。これは、コンデンサマイクが必要とする電力を供給するための電源である。コンデンサマイクのもともとの出力は、極端にハイインピーダンスであるためそのままケーブルで伝送するには適さない。そこで、市販のコンデンサーマイクには必ず小規模なプリアンプが内蔵されている。この内蔵プリアンプに対して電力を供給する方法としては、電池を内蔵するなどの方法もあるが、現在スタジオ向けなど業務用マイクで主流になっているのは、マイクケーブルを通して電力を供給する方式で、その電源をファンタム(ファントム)電源という。多くのマイクアンプはこのための電源を内蔵している。 真空管を用いたマイクアンプなどでは、ギターアンプとしても使えるものがある。
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マイクアンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 21:20 UTC 版)
スタジオ用途に於いて、カフボックスとマイクアンプを同一の筐体に納めてラインレベル出力でコントロールルームに送る場合がある。
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