コウフンとは? わかりやすく解説

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こう‐ふん〔クワウ‐〕【光分】

読み方:こうふん

光が真空中を1分の間に進む距離。1光分は約1800キロメートル


こう‐ふん【公憤】

読み方:こうふん

社会の悪に対して自分利害をこえて感じ憤り。「—を覚える」⇔私憤


こう‐ふん【口×吻】

読み方:こうふん

口先(くちさき)。口もと。転じて物の言い方話し方口ぶり。「不服そうな—」


こう‐ふん【紅粉】

読み方:こうふん

べにとおしろい脂粉化粧


こう‐ふん〔コウ‐|カウ‐〕【興奮/×昂奮/×亢奮】

読み方:こうふん

[名](スル)

感情高ぶること。「—を静める」「—して口数多くなる」「—状態」

生体またはその器官組織が、内外刺激反応して休止状態から急速に活動状態になること。特に、神経細胞筋線維活動電位生じること。

気分病的に高揚した状態。カフェイン・アルコールの急性中毒躁病(そうびょう)の患者などに認められる


こう‐ふん〔クワウ‐〕【荒墳】

読み方:こうふん

あれはてた墓。


こう‐ふん〔カウ‐〕【香粉】

読み方:こうふん

においのよい粉。花粉などをいう。

おしろいまた、粉末状香料


こう‐ふん〔クワウ‐〕【黄×吻】

読み方:こうふん

黄口(こうこう)」に同じ。


ゲルセミウム・エレガンス

(コウフン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 02:47 UTC 版)

ゲルセミウム・エレガンス
ゲルセミウム・エレガンスの花と葉
(香港、ウィルソン・トレイルにて)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : 真正キク類I Euasterids I
: リンドウ目 Gentianales
: ゲルセミウム科 Gelsemiaceae
: ゲルセミウム属 Gelsemium
: ゲルセミウム・エレガンス G. elegans
学名
Gelsemium elegans
Benth.[1][2]
和名
冶葛
英名
Chinese Gelsemium

ゲルセミウム・エレガンス学名: Gelsemium elegans)は、ゲルセミウム科またはマチン科ゲルセミウム属つる性常緑低木。別名は冶葛(やかつ)、鉤吻、断腸草[2]、胡曼藤(草)[2]、野葛[2]、毒根、黄藤、大茶薬(藤)[2]、除辛、爛腸草[2]、ランゴン、シュア・ノーツァ。

形態・生態

常緑の蔓性樹木で、長さは3 m から12 m になる[2]黄色である。は革質で対生し、光沢を持ち厚みがある。形は楕円形または狭卵状披針形[2]花弁は黄色で期は5月から11月[2]果実蒴果で2筋の縦線をもち、熟すとこれに沿って裂ける。種子は腎形または楕円形[2]

分布

原産は東南アジアから中国南部[2]で、この付近に自生する。日当たりの良い山の斜面、道端の草むら、低木の茂み、雑木林を好み、海抜 500-2,000 m [2]の地域に分布する。

人間との関わり

世界最強の植物を持っているといわれるほどの猛毒植物。有毒成分はゲルセミン英語版、コウミン (koumine)、ゲルセミシン (gelsemicine)、ゲルセヴェリン (gelseverine)、ゲルセジン (gelsedine)、フマンテニリン (humantenirine) などのアルカロイド。毒部位は全草で、もっとも毒の強い部位は若芽である。植物体のどの部分を食したかによって中毒症状の出る速さが違い、新鮮な若葉・根の煎汁・葉の乾燥粉末を摂取した場合は速く、根本体では遅いという。平均すれば1時間前後となる。消化管から最もよく吸収される。

最もポピュラーな中毒症状は呼吸麻痺であるが、これはゲルセミウム・エレガンスの毒が延髄呼吸中枢を麻痺させることに起因する。心拍ははじめ緩慢だが、のち速くなる。ほかに、眩暈、嘔吐、口腔・咽頭の灼熱感、流涎、腹痛、下痢、筋弛緩、呼吸筋周囲の神経麻痺、視力減退、瞳孔散大、呼吸の浅深が不規則になる(これが副次的にアシドーシスを引き起こす場合も)、嗜睡、全身痙攣、後弓反張、運動失調、昏迷などがある。

漢方医の方面では根を水洗いして乾燥させたものを「鉤吻」と呼び、喘息治療や解熱、鎮痛などに用いる。しかし、あまりに毒性が強いため、『本草綱目』をはじめ数多の医学書には、「内服は厳禁」と記されている。

正倉院宝物の中にも冶葛が残されている。冶葛壷[3]に32斤(16kg)収められていたが、記録によればかなり使われた形跡がある(用途は不明)という(現存するのは390g)。1996年千葉大学薬学部の相見則郎教授が依頼を受けて提供された2.8gの冶葛を分析したところ、1200年以上経っていたにもかかわらず、ゲルセミン、コウミン、ゲルセビリン、センペルビリン (sempervirine) の計4種のゲルセミウムアルカロイドが検出され、冶葛がゲルセミウム・エレガンスであることが証明された[4]。正倉院の「冶葛」は、文献に記録された冶葛としては「唯一現存するもの」である[5]

注と出典

  1. ^ "Plant Name Details for Gelsemium elegans". International Plant Names Index (IPNI). International Organization for Plant Information (IOPI). 2016年4月18日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 中国科学院中国植物志編輯委員会, ed. (1992年). "鉤吻 Gelsemium elegans". 中国植物志. Vol. 61. 科学出版社. pp. 251–253. 2016年4月18日閲覧
  3. ^ 正倉院. “冶葛壷(やかつのつぼ)”. 宮内庁. 2017年11月8日閲覧。
  4. ^ 相見則郎「正倉院の「冶葛」(やかつ)」『化学と教育』第48巻第2号、日本化学会、2000年、103-105頁、 ISSN 0386-2151NAID 110008591907 
  5. ^ 宮内庁正倉院事務所編 編『図説正倉院薬物』柴田承二監修、中央公論新社、2000年、[要ページ番号]頁。 ISBN 4-12-002845-3 

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