コウヒロナガクビガメとは? わかりやすく解説

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コウヒロナガクビガメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 10:25 UTC 版)

コウヒロナガクビガメ
コウヒロナガクビガメ Macrochelodina expansa
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 曲頸亜目 Pleurodira
: ヘビクビガメ科 Chelidae
: オオナガクビガメ属
Macrochelodina
: コウヒロナガクビガメ
M. expansa
学名
Macrochelodina expansa
(Gray, 1856)
和名
コウヒロナガクビガメ
英名
Broad-shelled turtle

コウヒロナガクビガメ(甲広長首亀、Macrochelodina expansa)は、ヘビクビガメ科オオナガクビガメ属(ナガクビガメ属とする説もあり)に分類されるカメ。別名エキスパンサナガクビガメ

分布

オーストラリアクイーンズランド州南部、ニューサウスウェールズ州ビクトリア州南オーストラリア州東部)固有種

形態

最大甲長48cmとヘビクビガメ最大種。種小名expansaは「広がった」の意で、末広がりになった背甲が由来だと思われ、和名や英名と同義。背甲は幼体では円形に近い卵形。椎甲板は幼体では滑らかだが、成長につれ筋状の盛り上がり(キール)が発達し、前から見ると三角形に近くなる。腹甲は逆に細長い。

頭部は扁平かつ大型で、頸部は長くて太い。四肢には水掻きが発達している。

生態

河川に生息する。主に水中で暮らし、産卵以外ではあまり陸に上がらない。

食性は動物食で、魚類両生類昆虫類甲殻類貝類等を食べる。

繁殖形態は卵生。

人間との関係

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。オーストラリアでは野生動物の輸出を禁止しているので、過去に輸出され繁殖した個体のみが流通する。そのため日本への輸入は稀で価格は極めて高価だが、欧米での飼育下繁殖例の増加に伴い流通量は増えている。丈夫で飼育そのものは難しくないようだが、大型種の上に成長が早く活動も活発なため、飼育にあたっては特大サイズの水槽が必要になる。

参考文献

  • 柴田弘紀 「ナガクビガメ総覧」『エクストラ・クリーパー』No.1、誠文堂新光社、2006年、32-35頁。

関連項目




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