クラウストルム修道会
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「辺獄のシュヴェスタ」の記事における「クラウストルム修道会」の解説
カトリック教会の修道会、「クラウストルム修道会」の関係者。 エーデルガルト クラウストルム修道会の総長の女性。カトリック信者として神に対して狂信的なまでの信仰心を持っており、この世の知識を独占し、特に医療に関する知識や技術を奇跡として民衆に与えることで信仰心を集め、全ての人間が神への信仰と畏怖によって自らを律する世界を作ろうと目論んでいた。カリスマ性に優れ、カトリックの改革と新教の打倒を目指す者たちに多く心酔者を抱え、クラウストルム修道会を構成する者たちからは絶大な崇敬を捧げられている。 肉体的な痛みを感じないという特異体質をしており、聖使命を遂行するため与えられた神からの聖痕として彼女に心酔する者たちからは尊ばれている。 ヴィルケ クラウストルム修道会の異端審問官の男性。かつて前院長を殺したエーデルガルトを拷問しており、その際のエーデルガルトの屈しない信仰心と在り方に触れてから心酔しきっている。 修道会の解体後はいずこかへと逃亡し、エーデルガルトの復活を信じる狂気に陥っている様が描かれている。 ヘルガ・フォイルゲン テア、コルドゥラより以前に「抜け道のある部屋」を使用していた少女で、やはり修道院に反抗しようとしていた。しかし修道院の行った儀式によって、「見渡す者」と呼ばれる超人的な記憶力と計算能力を持つ人間として覚醒。以降は呆然自失の状態になり、その能力を修道会に利用されるようになる。院の解体の際に世話係に殺されている。 ロスヴィータ 分水嶺に所属する修道女の一人。新教徒に襲撃された旧教会孤児院の唯一の生き残りで、エーデルガルトに拾われて修道女となった。孤児院時代から顔の右側上半分に包帯をしており、足も不自由で杖を常用している。 厳しい指導を行うの修道女の中にあって、魔女の子たちには表面上では比較的穏やかに気さくに接する。しかし実は魔女の子たちの統制と特殊能力開発のために院の食事の中に混入させている幻覚剤「マナ」を麦角から精製しており、「マナ」の秘密に近づいた修練女は処罰していた。 ナターリエ 分水嶺に所属する修道女の一人で、シビレに慕われていた。背信者であることが露見したコルドゥラに殺される。 ハイデマリー ユダヤ人の修道女。自らと同じ異教者であるロマ出身であるカーヤに着目して監督生になるよう手引きし、その後自分の院外の任務に同行させるようになる。
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