オール・ザット・ジャズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > アメリカ合衆国の映画作品 > オール・ザット・ジャズの意味・解説 

オール・ザット・ジャズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/14 03:11 UTC 版)

オール・ザット・ジャズ
All That Jazz
監督 ボブ・フォッシー
脚本 ロバート・アラン・アーサー英語版
ボブ・フォッシー
製作 ロバート・アラン・アーサー
製作総指揮 ダニエル・メルニック英語版
出演者 ロイ・シャイダー
ジェシカ・ラング
音楽 ラルフ・バーンズ
撮影 ジュゼッペ・ロトゥンノ
編集 アラン・ハイム英語版
製作会社 20世紀フォックス
コロンビア・ピクチャーズ
配給 20世紀フォックス
公開 1979年12月20日
1980年8月30日
上映時間 123分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $37,823,676[1]
テンプレートを表示

オール・ザット・ジャズ』(All That Jazz)は、1979年アメリカ合衆国ミュージカル映画ボブ・フォッシー監督の自伝的作品。出演はロイ・シャイダージェシカ・ラングなど。

晩年のボブ・フォッシーが死期が近いと宣告されて、執念をかけて完成させた作品。[要出典]

1980年5月に開催された第33回カンヌ国際映画祭で最高賞「パルム・ドール」を受賞している。

スティーヴン・ジェイ・シュナイダーの『死ぬまでに観たい映画1001本』に掲載されている。

ストーリー

ブロードウェイの演出家のジョー・ギデオンの生活は、ヴィヴァルディを聞きながらシャワーを浴び、目薬と飲み薬を服用し、「さぁショータイムだ!」と自分を鼓舞して始まる。 忙しく不規則な毎日がたたり、ジョーは倒れてしまう。薄れゆく意識の中で彼は自分の人生をミュージカルを見ているように思い返す。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
テレビ朝日 LD
ジョー・ギデオン ロイ・シャイダー 野沢那智 羽佐間道夫
アンジェリーク ジェシカ・ラング 武藤礼子 宗形智子
ケイト・ジャガー アン・ラインキング英語版 中島葵  田島令子
オードリー・パリス リランド・パーマー英語版 此島愛子 新橋耐子
デイビス・ニューマン クリフ・ゴーマン英語版 内海賢二 青野武
オコナー・フロッド ベン・ヴェリーン英語版 野島昭生 内海賢二
ミシェル・ギデオン エリザベート・フォルディ 冨永みーな 相生千恵子
バリンジャー医師 マイケル・トーラン 阪脩
ジョシュア・ペン マックス・ライト 塚田正昭
ヘクト ウィリアム・レマセナ 小林修 宮川洋一
ビクトリア デボラ・ジェフナー 小山茉美 吉田理保子
ポール アンソニー・ホランド 宮内幸平 永井一郎
テッド ロバート・ヒット 千田光男
ラリー・ゴールディ デヴィッド・マーキュリーズ 郷里大輔 池田勝
ステイシー スーザン・ブルックス 小宮和枝
エディ アラン・ハイム 藤城裕士 峰恵研
ルーカス ジョン・リスゴー 玄田哲章
ハイマン医師 ロバート・レヴィン 藤城裕士 峰恵研
マレー・ネイサン フィル・フリードマン 嶋俊介
ゲリー医師 ベン・マスターズ 郷里大輔 池田勝
その他 N/A 富山敬
及川ヒロオ
麻上洋子
藤夏子
芝田清子
屋良有作
長島亮子
安藤ありさ
西村知道
塩屋翼
岡部政明
日本語版制作スタッフ
演出 山田悦司 小林守夫
翻訳 宇津木道子 岩本令
調整 山田太平
効果 PAG
担当 圓井一夫
福吉健
制作 日米通信社 東北新社
解説 淀川長治 N/A
初回放送 1983年11月13日
日曜洋画劇場
正味約99分
N/A
  • 2019年1月9日発売のBlu-rayに上記2種の吹替が収録

製作

コロンビア・ピクチャーズは、主演にウォーレン・ビーティかそれ以上に評価の高い俳優を望んでいたが、ボブ・フォッシー監督はロイ・シャイダーの主演を懇願し実現させた[2]

また、当初ジョー・ギデオン役はリチャード・ドレイファスに選ばれていたが、リハーサルの段階で作品に自信が持てないという理由で降板した。後にリチャードはボブ・フォッシーとの仕事の機会を逃したことについて失敗したと語っている[2]。また、同役にはジャック・レモンポール・ニューマンの起用も予定されていたが、前者は監督にジョー役を演じるには年を取りすぎていると判断され、後者はダンサーを演じることに抵抗があったため脚本を読むこともなく辞退したという[2]

ノベライゼーション

  • オール・ザット・ジャズ H.B.ギルモア著 三木鮎郎訳 早川書房 1980.8

出典

  1. ^ All That Jazz (1979)” (英語). Box Office Mojo. 2010年3月6日閲覧。
  2. ^ a b c All That Jazz (1979) - IMDb, http://www.imdb.com/title/tt0078754/trivia 2022年1月20日閲覧。 

外部リンク


オールザットジャズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/19 15:42 UTC 版)

オールザットジャズ
2013年10月6日 第48回京都大賞典パドック
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2008年2月24日(17歳)
抹消日 2014年2月27日[1]
タニノギムレット
ダイヤモンドピサ
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本北海道新ひだか町
生産者 フジワラファーム
馬主 市川義美
調教師 角居勝彦栗東
競走成績
生涯成績 25戦6勝
獲得賞金 1億8521万8000円
勝ち鞍 GIII福島牝馬ステークス(2012年,2013年)
テンプレートを表示

オールザットジャズは、日本競走馬。名前の由来はカンヌ映画祭パルム・ドール受賞の名画『オール・ザット・ジャズ』。主な勝ち鞍は2012年2013年福島牝馬ステークス

戦歴

2011年(3歳)

デビューは4月10日阪神の未勝利戦(4着)。2戦目の4月30日京都で初勝利。その後3戦を挟んで10月新潟の500万下の巻特別を人気に応えて2勝目を飾った。そして1000万下ながらGIエリザベス女王杯に出走も15着惨敗となった。年末の阪神の境港特別(1000万下)を直線抜け出して3勝目を飾った。

2012年(4歳)

1月の京都の準オープンの飛鳥ステークスを人気に応えて4勝目となり、オープン入りを果たす。3月中山牝馬ステークスは後方から最後追い込み2着に食い込んだ。そして福島牝馬ステークスは直線抜け出して追い込むコスモネモシンを振り切り重賞初制覇を果たす。しかし2番人気で迎えたヴィクトリアマイルは後方のままいいところなく16着惨敗となった。その後牝馬限定戦に出走するも勝ち鞍をあげることはできなかった。

2013年(5歳)以降

1月の日経新春杯出走も12着に敗れ、3月の中山牝馬ステークスは1番人気に推されるも3着に敗れた。そして福島牝馬ステークスを勝利し、連覇を果たした。その後6戦したが勝てず、2014年2月27日付けで競走馬登録を抹消、故郷のフジワラファームへ戻り繁殖牝馬となることが発表された[2]

競走成績

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬/(2着馬)
2011.04.10 阪神 3歳未勝利 芝1600m(良) 18 3 6 032.70(9人) 04着 01:36.6(34.1) -0.7 和田竜二 54kg ムーンリットレイク
0000.04.30 京都 3歳未勝利 芝1800m(良) 18 8 16 002.70(1人) 01着 01:48.5(35.6) -0.0 川田将雅 54kg (ショウナンマハ)
0000.07.16 京都 鹿ケ谷特別 500万下 芝1600m(良) 18 6 12 014.10(4人) 08着 01:35.0(33.6) -0.7 武幸四郎 52kg キョウワジャンヌ
0000.07.30 新潟 3歳上500万下 芝1800m(稍) 17 6 11 008.80(4人) 02着 01:46.6(33.7) -0.0 武豊 52kg イッツスパーブ
0000.08.13 新潟 鳥屋野特別 500万下 芝1800m(良) 18 6 12 003.00(2人) 02着 01:46.4(33.9) -0.7 福永祐一 52kg ビッグスマイル
0000.10.29 新潟 巻特別 500万下 芝1800m(良) 18 6 12 002.90(1人) 01着 01:46.9(33.9) -0.3 長谷川浩大 53kg (ツインエンジェルズ)
0000.11.13 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 18 7 13 194.1(16人) 15着 02:13.1(34.4) -1.5 小牧太 54kg スノーフェアリー
0000.12.10 阪神 境港特別 1000万下 芝2200m(良) 07 2 2 004.30(3人) 01着 02:15.9(33.9) -0.3 川田将雅 52kg (ロードラテアート)
2012.02.12 京都 飛鳥S 1600万下 芝1800m(良) 15 5 8 004.20(1人) 01着 01:47.1(34.7) -0.2 C.デムーロ 54kg (タムロスカイ)
0000.03.11 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m(重) 16 4 7 016.00(7人) 02着 01:50.7(35.3) -0.1 藤岡佑介 53kg レディアルバローザ
0000.04.21 福島 福島牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 2 3 003.00(1人) 01着 01:46.1(34.7) -0.2 藤岡佑介 54kg (コスモネモシン)
0000.05.13 東京 ヴィクトリアマイル GI 芝1600m(良) 18 7 14 005.10(2人) 16着 01:33.7(34.4) -1.3 藤岡佑介 55kg ホエールキャプチャ
0000.07.29 札幌 クイーンS GIII 芝1800m(良) 14 2 2 004.90(2人) 05着 01:47.4(34.7) -0.2 藤岡佑介 55kg アイムユアーズ
0000.10.13 東京 府中牝馬S GII 芝1800m(良) 17 7 13 012.50(6人) 08着 01:46.0(33.2) -0.5 藤岡佑介 54kg マイネイサベル
0000.11.11 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(重) 16 5 10 013.70(4人) 05着 02:16.8(36.9) -0.5 川田将雅 56kg レインボーダリア
0000.12.15 中京 愛知杯 GIII 芝2000m(稍) 18 7 15 005.60(2人) 03着 02:04.0(34.4) -0.4 川田将雅 56kg エーシンメンフィス
2013.01.13 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 16 8 15 014.10(7人) 12着 02:26.0(35.8) -1.0 浜中俊 55kg カポーティスター
0000.03.10 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 8 16 004.90(1人) 03着 01:48.7(34.8) -0.2 C.デムーロ 56kg マイネイサベル
0000.04.20 福島 福島牝馬S GIII 芝1800m(良) 15 4 6 002.60(1人) 01着 01:46.4(34.5) -0.0 C.デムーロ 54kg (マイネイサベル)
0000.05.12 東京 ヴィクトリアマイル GI 芝1600m(良) 18 1 2 018.70(8人) 13着 01:33.0(34.3) -0.6 岩田康誠 55kg ヴィルシーナ
0000.07.28 函館 クイーンS GIII 芝1800m(良) 08 1 1 003.80(3人) 03着 01:49.5(36.9) -0.1 内田博幸 55kg アイムユアーズ
0000.08.18 函館 札幌記念 GII 芝2000m(重) 16 1 2 047.7(11人) 06着 02:09.4(40.0) -2.9 川須栄彦 55kg トウケイヘイロー
0000.10.06 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 13 8 13 197.9(12人) 09着 02:23.6(34.4) -0.7 菱田裕二 54kg ヒットザターゲット
0000.11.10 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(重) 18 1 1 019.10(7人) 07着 02:17.2(34.4) -0.6 M.バルザローナ 56kg メイショウマンボ
0000.12.14 中京 愛知杯 GIII 芝2000m(良) 18 3 6 021.20(8人) 04着 02:02.4(34.0) -0.3 M.バルザローナ 56kg フーラブライド

繁殖成績

馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績
初仔 シーズオールザット 2015年 鹿毛 キングズベスト 市川義美ホールディングス(株) 栗東・角居勝彦
北海道・米川昇
2戦0勝(繁殖)
2番仔 アナザーラブソング 2016年 栗毛 ハービンジャー 栗東・安達昭夫 25戦2勝(引退)
3番仔 ディモールト 2017年 鹿毛 ヘニーヒューズ 市川義美ホールディングス(株)
→石澤純平
栗東・角田晃一
小林・福田真広
金沢・井樋一也
高知嬉勝則
33戦7勝(現役)
4番仔 グローリーエックス 2018年 青鹿毛 ヴィクトワールピサ 白鳥久男 船橋・伊藤滋規
大井・渡部則夫
49戦2勝(現役)
5番仔 コルトレーン 2019年 黒鹿毛 ルーラーシップ 市川義美ホールディングス(株) 栗東・角田晃一 7戦0勝(引退)
6番仔 アナザーブレイク 2020年 鹿毛 (未出走・引退)
7番仔 カゲロウ 2021年 鹿毛 ニューイヤーズデイ 市川義美ホールディングス(株)
→北澤信
栗東・角田晃一
名古屋・藤ケ崎一人
13戦0勝(引退)
8番仔 ラマヌジャン 2022年 鹿毛 カリフォルニアクローム 東堂レーシング 栗東・宮地貴稔 3戦0勝(現役)
9番仔 オールザットジャズの2024 2024年 鹿毛 シャンハイボビー
  • 2025年4月18日現在

血統表

オールザットジャズ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ロベルト系

タニノギムレット
1999 鹿毛
父の父
* ブライアンズタイム
Brian's Time
1985 黒鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Kelley's Day Graustark
Golden Trail
父の母
タニノクリスタル
1988 栗毛
* クリスタルパレス
Crystal Palace
Caro
Hermieres
* タニノシーバード Sea-Bird
Flaxen

ダイヤモンドピサ
2000 黒鹿毛
* サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
* ジョード
Jode
1989 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Belle de Jour Speak John
Battle Dress
母系(F-No.) (FN:1-s) [§ 2]
5代内の近親交配 Hail to Reason 4×4、Graustark 4・5(父内) [§ 3]
出典
  1. ^ [3]
  2. ^ [3]
  3. ^ [3]


脚注

  1. ^ オールザットジャズ引退、繁殖牝馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年7月2日閲覧。
  2. ^ オールザットジャズ号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2014年2月26日). 2014年2月27日閲覧。
  3. ^ a b c 血統情報: 5代血統表|オールザットジャズ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年7月14日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オール・ザット・ジャズ」の関連用語

オール・ザット・ジャズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オール・ザット・ジャズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオール・ザット・ジャズ (改訂履歴)、オールザットジャズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS