エヴァートン復帰後
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「シェイマス・コールマン」の記事における「エヴァートン復帰後」の解説
ブラックプール時代に務めていた右サイドバックとは違い、エヴァートンに復帰後は右サイドハーフを務めることになったが、2010年9月21日のリーグカップでのブレントフォード戦でエヴァトンでの初ゴールを記録し、11月6日の古巣ブラックプールを相手にプレミアリーグにおける初ゴールを記録したのを皮切りに、僅か2ヶ月の間に公式戦合計5得点を挙げる得点力の高さを示し、2011年1月20日にクラブから4年半の新契約を提示されるまでに評価された。さらに、最終的に受賞を逃したが、4月にはPFA年間最優秀若手選手賞にノミネートされた。なお、シーズン最終節のチェルシー戦でトップチームのキャリアでは初めてとなるレッドカードによる退場処分を受けた。 飛躍となった2010-11シーズンとは一転し、2011-12シーズンは定期的な負傷に悩まされていた。まず、開幕戦前のビジャレアルCFとの親善試合において、相手選手カルロス・マルチェナのタックルで靭帯損傷に見舞われると、12月21日のスウォンジー・シティAFC戦後には太腿を負傷、2012年1月に太腿の負傷が再発し、3月3日のクイーンズ・パーク・レンジャーズFC戦で戦列復帰するも、同月末にFAカップのサンダーランドAFC戦での衝突によって再離脱となった。翌2012-13シーズンは、長年右サイドバックを務めていたトニー・ヒバートが負傷した影響によって、第4節から本職の右サイドバックに復帰すると、11月のレディングFC戦でのように時折守備面に不安を覗かせながらも積極的な仕掛けを念頭に置くプレーで、右サイドハーフのケヴィン・ミララスと共に右サイドで好連携を示しており、その結果、2012年12月31日にクラブとの新たな5年半の契約に繋がった。 ヒバート復帰後も定位置を譲ることなくシーズンを終了すると、2013-14シーズンは更なる飛躍の年となっており、これまでのキャリアで最高となる公式戦7得点を挙げたように攻撃面を向上させた末に、エヴァートンの右サイドバックとしては1988年のゲーリー・スティーヴンス以来となるPFA年間ベストイレブンに選出され、コールマンはマンチェスター・シティFCのパブロ・サバレタ、チェルシーFCのブラニスラフ・イヴァノヴィッチの両名を抑えての受賞に喜びを表した。さらに、クラブのファンと選手が選出する最優秀選手賞の両方を受賞し、シーズン39失点に抑えたディフェンスラインの選手の一人であるコールマンをロベルト・マルティネス監督は「サイドバックの選手としては世界でもベストな一人だ」と賞賛した。なお、クラブ記録となる72ポイントの勝ち点を挙げ5位でシーズンを終えたエヴァートンの選手の中でコールマンは45回の得点機会を作り出し、チーム3番目の出場時間数を誇り、パス成功率はチーム2番目となる88%であった。 2014年6月26日にクラブと新たに5年半の契約を結んだ。 2018年1月、昨年に負った後述の代表戦での骨折から復帰。2018-19シーズンから完全に回復し右サイドバックのポジションについた。10月には襲撃を受けた宿敵リバプールのサポーターに多額の寄付をし、リバプールから称賛を受けた。 2019-20シーズンはフィル・ジャギエルカの退団に伴いキャプテンに就任した。
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