インターチェンジ番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:25 UTC 版)
「インターチェンジ」の記事における「インターチェンジ番号」の解説
日本の高速道路においては、インターチェンジ(入口・出口)およびジャンクションに起点から終点に向けて連番でナンバリングを行っている。現在、日本の高速道路で「1」から連続で続く最大値は「75」 の八戸是川ICである(変則的な番号配置である圏央道・東京外環を含めると「110」の木更津JCT、インターチェンジ単独では「105」の木更津東ICがある)。 基本的に起点(東名高速道路、中央自動車道、東北自動車道などの縦貫道ではもっとも東京に近いIC、支線では縦貫道から分岐するジャンクションが起点とされ(支線の場合はジャンクションの隣のICから)、1番が振られることが多い)から終点に向かって番号が振られていくが、開通当初より設置する計画があるが供用が遅れる場合にその施設を一時的に欠番とする(たとえば東名高速道路の場合、起点の東京ICの次は東名川崎ICであるが、その間に東京外かく環状道路とのJCTの設置が予定されているため、番号は1番から3番に飛ぶ)、幹線の道路から分岐するためあえて終点から番号を振る(北陸自動車道・長崎自動車道など)、全線開通すると環状道路となるため通しの番号が振りにくく、ジャンクションを過ぎることでインターチェンジ番号を繰り上げる(首都圏中央連絡自動車道および東京外環自動車道)などの例外も存在する。 道央自動車道では、以前は都心の札幌を中心として南北に延びる形になっているためにほかの路線とはつけ方が大きく異なり、札幌JCT(開通当初は札樽自動車道と接続されていなかったことから設置がなく後に設置されたために番号は1番ではなく1-1だった)の隣のICから南北方向にそれぞれ振られていたが、2018年(平成30年)12月に、大沼公園ICの「6」から士別剣淵ICの「48」までスマートインターチェンジを含め連続した番号に変更することが発表された。 欠番がない既存のインターチェンジの途中区間にインターチェンジが追加された場合、その都度番号を振り直すのは大変であるため、ハイフンを用いて枝番としている(ただし、旭川紋別自動車道愛山上川IC(2-1)、関越自動車道赤城IC(12-1)・塩沢石打IC(16-1)などのように追加ICではないにもかかわらず例外で枝番が振られた例がある)。さらに追加された場合は枝番が大きくなるが、小さい数字の側に追加された場合、番号が振り直される(例:常磐自動車道流山ICは当初「1-1」だったが、IC番号「1」の三郷インターチェンジとの間に三郷料金所スマートICが設置されたことにより「1-2」に振り直された)。また、枝番においても追加設置計画がある場合、あえて欠番にしておくこともある(例:IC番号「5-1」の中国自動車道神戸JCTが開通する前より神戸三田ICの番号は「5-2」だった)。設置当初は枝番ではなかったが、起点側に新たにインターチェンジが追加されて枝番に改められたインターチェンジも存在する(一宮西インターチェンジは一宮稲沢北インターチェンジの開業とともに1から1-1に改められた)。 将来的に本線が延伸された際に備えて、接続する支線に枝番を振る例もある(長崎多良見ICから分岐する長崎バイパスなど。のちに長崎自動車道本線が開通した)。既存のインターチェンジがダイヤモンド型であり、その間にジャンクションなどのほかの施設が追加された場合に、枝番を振る例もある(札幌JCTのほか、清洲JCT、東海JCTなど)。 ほかの道路と接続がない場合、接続されるまでインターチェンジ番号が振られないこともある。また、後から既開通区間の番号が新規開通区間に合わせて振り直されることもある(宇佐別府道路など)。 なお、1972年ごろまでは明確な番号割り当てルールがなく、各路線ごとに番号割り当てルールが決められていた。 1つのインターチェンジに1つの番号を割り当てられるが、中国豊中ICと中国池田IC(2)や瀬田東ICと瀬田西IC(30-1、後に30-2)のように相互利用出来ないハーフインターチェンジ同士を1つのインターチェンジとみなして共通の番号を振る例や、逆に京都南IC(下り線出口・33)・(上り線第1出口33-1)・(上り線第2出口33-2)のように1つのインターチェンジで複数の番号を振る場合もある。 また、ここでいうインターチェンジ番号は料金所番号とは異なる。
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