アメリカの対日禁輸とレンドリースとは? わかりやすく解説

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アメリカの対日禁輸とレンドリース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:49 UTC 版)

第二次世界大戦」の記事における「アメリカの対日禁輸とレンドリース」の解説

1940年1月日米通商航海条約失効し以降アメリカは、日本にとって最大輸出国であることを逆手取り日中戦争を戦う日本圧力をかけてくることとなった7月26日日本への輸出切削油輸出管理法を成立させる8月石油製品(主にオクタン価87上の航空用燃料)などの輸出許可制にし、10月16日屑鉄輸出禁止にするなど次々と禁輸攻勢打ち出した。 これに対して日本海軍などでは民間商社通じブラジルアフガニスタンなどで油田鉱山獲得進めようとしたが、全てアメリカ圧力によって契約を結ぶことができず、年内民間ルートでの開拓断念した。 さらにアメリカ中立法現れていた非介入主義米大統領フランクリン・ルーズベルトがさらに緩和し1941年3月にはレンドリース法設置し大量戦闘機武器軍需物資中華民国イギリスソビエト連邦フランスその他の連合国に対して供給した1945年8月終戦までに、総額501ドル2007年価値換算してほぼ7000ドル)の物資供給されそのうち314ドルイギリスへ113ドルソビエト連邦へ、32ドルフランスへ16ドル中華民国提供された。 なお日中戦争中の中華民国は、日本からの抗議受けて1937年から1938年ドイツイタリアとの武器契約切れた後、すぐさまアメリカとの武器調達契約を結び、その後第二次世界大戦参戦しなかったアメリカレンドリース法案を結び、大戦通じてアメリカ主な武器調達先となった

※この「アメリカの対日禁輸とレンドリース」の解説は、「第二次世界大戦」の解説の一部です。
「アメリカの対日禁輸とレンドリース」を含む「第二次世界大戦」の記事については、「第二次世界大戦」の概要を参照ください。

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