めり
[助動][○|(めり)|めり|める|めれ|○]動詞型活用語の終止形、ラ変型活用語の連体形に付く。
1 目で見た事柄に基づいて判断・推量する意を表す。…のようだ。…のように見える。…のように思われる。
「つばくらめ子産まむとする時は、尾をささげて七度めぐりてなむ、産み落すめる」〈竹取〉
2 断定を避けて婉曲(えんきょく)的に表現する意を表す。…のようだ。…らしい。
[補説] 「見あり」または「見えあり」の音変化か。視覚的に判断する性質が原義であるといわれる。平安中期・後期の散文に盛んに用いられ、特に会話の中に多く使われたが、連用形は「き」「けり」「つ」に連なるだけであまり多く使われない。ラ変型活用語への接続形は、「あ(ん)めり」「な(ん)めり」「た(ん)めり」「べか(ん)めり」となることが多い。
めり【▽乙/▽減り】
め‐り【▽罵×詈】
減り
Meri
めり
「めり」の例文・使い方・用例・文例
- 私は興味を持ったことにはとことんのめりこんでいくタイプです。
- 私はあなたにのめり込む。
- 二台のバンが激突してめり込んだ。
- 推理小説にのめり込んでいる。
- 弾丸が壁の中にめり込んだ.
- 空気[部屋]にしめり気を与える.
- 彼はギャンブルにのめり込んでいる.
- 弾丸は壁に 3 インチめり込んだ.
- 急停車で乗客たちは前のめりになった.
- その衝突で 2 両の客車が互いにめり込んだ.
- 彼は商売にのめり込んでいる.
- 車輪が泥にめり込んだ.
- 拳銃の弾がカシの木の幹にめり込んでいた.
- 夏休みは勉強と遊びにめりはりをつけなさい.
- いくらのめりが立つ
- 壁がめり込んだ
- もと井戸があった所がめり込んだ
- 衝突してめり込んだ車で全員が生き残った奇跡
- のめり込みすぎた熱狂
- 海底にすむ魚で、鱗がなくぬめりの多い皮膚を持ち、頭部は幅広で太く口は大きい
- >> 「めり」を含む用語の索引
- めりのページへのリンク