はこだてこうえんとは? わかりやすく解説

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函館公園

名称: 函館公園
ふりがな はこだてこうえん
種別 名勝地関係
種別2:
都道府県 北海道
市区町村 函館市
管理団体
登録年月日 2006.01.26(平成18.01.26)
登録基準 登-名1
追加登録年月日
解説文: 明治12年(1879)に開設された函館公園は、眼下津軽海峡を望む函館山南東麓の景勝地位置する公園の開設当たっては、函館駐在英国領事のユースデンの提言に基づき地元商人である渡辺熊四郎などが多く人々から寄付金集め、自らの資財をも投げ打って尽力した
 函館公園開設に関する特質の第1は、工事監督当たった浅田清次郎をはじめ多く市民が、寄付金集め草花栽培手入れ、土運びなどの勤労奉仕行い活発な住民参加の下に開設準備作業進めたことである。特質の第2は、開設合わせて園内開拓使函館博物場(旧函館博物館1号)が竣工したのをはじめ、明治17年(1884)には函館県博物第二博物場(旧函館博物館2号)、昭和3年(1928)には市立函館図書館それぞれ開館するなど、公園文化施設としての役割果たしたことである。さらに特質第3は、昭和13年1938)に園内北海道最初公共動物飼育施設設置され昭和31年(1956)に遊戯施設である「こどものくに」が開設されるなど、開設当初地形地割残しつつ、時間の経過とともに多く文化・教育行楽施設造園空間との融合の下に付加されていったことである。現在においても、東半部の円形広場をはじめ、中央の石組流れ及び石造白川橋)、随所見られる石燈籠などに、当時地形地割地物などをうかがうことができる。
 以上のように、函館公園が持つ公園史上意義深く、現在もなお当時地形地割をよく残し風致富んだ優秀な景趣造園文化の発展に十分寄与していると考えられる



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