ながめ

デジタル大辞泉

ながめ【眺め】

読み方：ながめ

１ 見渡すこと。遠くまで見ること。また、その風景。眺望。「—のきく場所」「—が良い」

２ 物思いにふけりながら見ること。和歌では多く「長雨(ながめ)」と掛けて用いる。

「花の色は移りにけりないたづらに我身世にふる—せしまに」〈古今・春下〉

な‐がめ【菜椿^＝象】

読み方：ながめ

カメムシ科の昆虫。体長9ミリくらいで、藍黒色の地に橙赤色のすじがある。アブラナ・ダイコンなどの害虫。

撮影・おくやまひさし

ながめ【^▽詠め】

読み方：ながめ

詩歌を口ずさむこと。また、詩歌を作ること。

「摂政公の—に（心ヲ）奪はれ」〈笈の小文〉

なが‐め【長め】

読み方：ながめ

［名・形動］いくらか長いこと。普通より長いこと。また、そのさま。「平日より—な（の）営業時間」「バットを—に持つ」

ながめ【長^▽雨／^×霖】

読み方：ながめ

《「ながあめ」の音変化》長く降りつづく雨。和歌では多く「眺め」と掛けて用いる。

「つれづれと—ふる日は青柳のいとどうき世にみだれてぞふる」〈紫式部集〉

日本語活用形辞書

詠め、眺め

読み方：ながめ

マ行下二段活用の動詞「詠む」「眺む」の連用形である「詠め」「眺め」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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眺め

読み方：ながめ

マ行下一段活用の動詞「眺める」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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文語活用形辞書

眺め

読み方：ながめ

マ行下二段活用の動詞「眺む」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
「眺む」の口語形としては、マ行下一段活用の動詞「眺める」が対応する。

口語形

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永目

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姓	読み方
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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ながめ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 03:15 UTC 版)

名詞:眺め

ながめ【眺め】

1. 眺めること。またその景色。眺望。

発音^(?)

な↗がめ↘

類義語

• 眺望
• 景観

名詞・形容動詞:長め

ながめ【長め】

1. やや長いこと。またそのさま。

発音^(?)

な↗がめ

な↗がめ↘

動詞

ながめ

1. 動詞「ながめる」の未然形・連用形。

名詞:眺め

ながめ【眺め】

1. 眺めること。
2. ぼんやりともの思いにふけること。
   • 花の色はうつりにけりないたづらにわが身よにふるながめせしまに（『小倉百人一首』小野小町）

名詞:長雨

ながめ【長雨・霖】

1. 長く降り続く雨。
2. さみだれ。

語源

• 長雨（ながあめ）の略

名詞:詠め

ながめ【詠め】

1. 歌を詠むこと。

語源

• 「詠（なが）む」の連用形を名詞化したもの。

Weblio日本語例文用例辞書

「ながめ」の例文・使い方・用例・文例

• 彼は隣人の新車をうらやましそうにながめた
• 夜になると彼女はお月様をながめました。
• 彼女は鏡の前に立ち止まって、ほれぼれと自分をながめた。
• 彼らはお互いをながめた。
• 彼は望遠鏡を使ってその船をながめた。
• 星をながめるのは興味深い。
• 人のことをじろじろながめるのは失礼だ。
• 小さいおうちはお金で売れなかったのでじーとそこにとどまったままながめつづけていました。
• 小さいおうちがあたりをながめて暮すうちに時はどんどんたって、それといっしょにゆっくりとまわりの景色もかわりました。
• 私たちはその絵をながめていた。
• 犬は不安そうに主人をながめた。
• 宇宙船からながめると、地球は青く見える。
• その部屋からは湖のながめが良い。
• 窓で[にいて]外をながめる.
• 彼は至極満足そうにただ座って私たちをながめていた.
• 動植物をながめたり,とったりすること
• 規模が大きく,すばらしいながめ
• 庭のながめに趣をそえるために置く石
• サクラの花をながめながら遊び楽しむこと
• 美しいながめ