たばこ屋の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 00:00 UTC 版)
武藤兵庫 / コッセツ 本編の主人公。「なんでも屋」を生業にして全国を渡り歩いている素浪人(スローニン)。 ラッキューと同年齢(20歳)。198センチメートルの大男。筋肉質で到るところに手術の傷跡がある。◎マークのついたTシャツと麦藁帽子・口ひげが特徴。 明るくお調子者でひょうきん、大食漢の力持ちで、食えるものならなんでも拾って食う。大将曰く「レッドキングが熱血したような男」。 高校時代は全国的に有名なラガーマンで重戦車の異名を持っていたが、3年前の試合中の事故で大怪我を負う。完治後パワーダウンしてしまった体に生きる目標を失いジャージを脱ぎ、自分探しの無銭行脚をしていた。 ラグビーポジションはナンバーエイト。スクラムをまとめる名人で「伝説のナンバー8」とも呼ばれていた。 人懐こい性格で、彼の周りには、常に人が集まって来る(過去のラガーマンの時も同様)。 大怪我(五箇所の骨折)から、自ら骨折(コッセツ)と名乗っている。髭のない過去の素顔は、かなりのいい男。 諏訪大吉 / ラッキュー 海岸通り町に下宿する2浪の浪人生(20歳)。神経質気味で正義感が強く、誰にも説教をかます。大雑把な性格のコッセツとは正反対でよく喧嘩をするが、なんだかんだ言ってもコッセツに協力して「なんでも屋」をやっている。 不機嫌になると口が尖がり、酒に弱く酒乱。華奢な体格だが元甲子園球児。草野球の助っ人で大活躍をする。 高校時代は野球部員で、絶対的なエースピッチャーのおかげで、甲子園大会の決勝戦まで出場(怪我したレギュラーの補欠選手として)。決勝戦の9回に守備のセンターで最後のフライを落球する大エラーを起こしてチームは逆転負けをする。これがトラウマになり今でも悪夢にうなされる。 この甲子園大会後に級友・チームメイトに落球(ラッキュー)のあだ名でよばれる。なぜか故郷と離れた海岸通りでも、ラッキューのあだ名で呼ばれることが多いが、本人はこのあだ名は好きではない。 たばこ屋のおばあちゃん 孫のあつ子と二人暮し、海岸通りでたばこ屋を経営している。本人もヘビースモーカーでたばこの不始末でボヤ騒ぎを起こしている。伴侶は死亡しているが、かなりファンキーな人だったらしい。浪人中のラッキューを下宿させている。 コッセツに関しても大飯喰らいで食費がたいへんとは言いつつも家族のような扱いをしている。 あつ子 たばこ屋のおばあちゃんの孫。高校2年生。黒髪のショートヘアー。へんな食事の出し方をする。ラッキューにほのかに恋心を持っており、咲をライバル視している。おばあちゃんの子供=あつ子の親については語られていない。 武藤咲 / 咲ちゃん コッセツの妹。高校1年生(16歳)外見は兄には似ておらず、身長はあつ子よりも小さいが胸はあつ子よりも大きい。茶髪のロングヘアーの美少女。夏休みの間、コッセツを訪ねてたばこ屋に遊びに来る。ラガーマン時代の兄を誇りに思っており、今のコッセツの状態をかなり心配している。ジーパンに白のTシャツの服装と、ズーズーしいところはコッセツに似ている。
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