その他の鞘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 06:13 UTC 版)
「アラタカンガタリ〜革神語〜」の記事における「その他の鞘」の解説
ツツガ 声 - 安元洋貴 流人島・ガトヤの管理人。誰にも属さない鞘。かつては公平な性格で、ガトヤの囚人達を自らの劍神でその場所に固定させておき、改心した囚人は自然にそこを出られるようになるという、温情ある裁きを行なっていた。しかしある日、かつての友であった囚人の、脱獄させてほしいという願いを断ったため、突き落とされ劍神を胸に刺されてしまう。その怒りと憎しみから劍神は鬼神に変化してしまい、その囚人を殺害。一日に一回、囚人達の中から2人を選び出し、戦わせて勝った方を取り込むという非道な裁きで、島全体を恐怖に陥れていた。革がツツガに刺さった劍神を抜いたことで鬼化から戻ると、「もうその劍神は自分にふさわしくない」として、自ら革に降った。若者である革との対比で老人になっており、「革が将来なったかもしれない姿」だとしている。劍神:「審判(サニワ)」 「審判」の劍。刀身から紐状の光を出して操る。一度神意に触れた相手にはこの光が付き、これを頼りに追跡することもできる。ツツガはこの神意で囚人を拘束し、脱獄を防止していた。 ナグ 無口な少年。誰にも属さない鞘。親に捨てられ双子の妹・ナルと2人きりで旅していたが、ナルが死んでしまい孤独になってしまう。旅の途中で見つけた無人島で自身の劍神でナルやナルの友達を実体化させて、そこで過ごしていたが、「大人」だけは作り出せなかったため、たまたまやってきた革達を誘導して島に引き込み、親代わりにしてずっと一緒に暮らそうとした。革達に秘密がばれ、ナルだけは守ろうとするが、「ナグを解放して欲しい」とナルに頼まれた革にナルを消され心を閉ざしてしまう。その後ナグの心を理解して受け止めた革に徐々に心を開き、革達が島を発つ直前、降し合いの足手まといになることを拒み、自ら革に降った。 キクツネとの戦いでは、劍神「創世」を通して革と会話し、絵が苦手な彼に代わって「楽器を演奏する子供たち」の絵を描き支援した(リマスター版では劍神「白堊」が支援した)。劍神:「白堊(ハクア)」 チョークのような棒を咥えた爬虫類の形状をしている。棒先で描いた絵に魂を吹き込んで実体化させる能力を持つが、描いた絵に関する知識が乏しい場合、実体化したものも不完全になる。ナグの場合は「大人」を知らなかったため、実体化させた「大人」は中身のないいびつな姿になった。 日輪ノ大王(ヒノワノオオキミ) 劍神「創世」の前鞘で、はるか昔に創世の神意ですべての劍神を生み、世界を新たにつくる。リマスター版5巻によると、最初で最後の大王であり在任はわずか1日半で、最期に妻と娘に天通力を与え、天和国の統治と鞘達の制御を妻に託す。劍神:「創世」 サタ 流刑島・ムロヤ出身でここを管理する鞘。六ノ鞘に唆されて神器を起動させ自害した(リマスター版8巻では、罪人として親子代々ムロヤに囚われ苦しみ続けている民に死なせてほしいと嘆願され、52年前に劍神「洌与」の神意を使って全滅させる。死しても民の苦しみは収まらず、彼に一体化して鬼化する。革達に心を動かされるもキクツネに砲撃されてしまう)。劍神:「洌与(レッカ)」 人の体温を操ることができる。 サルタ 秘女王直属の鞘。外見は年老いた小柄なサルそのものだが、「サルだ」と言われるとキレる。先生の素性を知っているかのような描写がみられる。劍神:「動力(タヂカラ)」 「力」を与える劍。望む者に望む力を与える。巨大な動力機のような形で、サルタは上に座っている。 ヤクニ リマスター版に登場。子供の姿。ヒコナの親友で温泉を営んでいる。劍神:「過掘(カルル)」 間欠泉が出て、温泉を掘り当てることができる。アカチ戦で活躍する。 ヒコナ リマスター版に登場。子供の姿。ヤクニの親友で温泉を営んでいる。劍神:「泉見(イナム)」 泉質を操ることができ、湿度を上げることができる。
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