その他の怪談
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 14:59 UTC 版)
「黄昏乙女×アムネジア」の記事における「その他の怪談」の解説
クイックシルバー 昔、理科の実験中に水銀中毒で死んだ女生徒の亡霊がその痛みと苦しみを訴え続けて、放課後に誰もいなくなった教室で暴れまわるというポルターガイスト現象の噂。 怨念の自動エレベーター(おんねんのじどうエレベーター) 学園の給食が廃止されてからかなり経つのに、ひとりでに動くことがある給食用のエレベーター。昔ここで首がはさまって死んだ生徒の怨念がエレベーターを動かし続け、放課後に1人でこの前を通った生徒を中に誘い込み、異界に連れて行ってしまうという噂。 実は階段の上り下りが億劫になっていた夕子が姿が見えないことをいいことに、勝手に乗って使用していたところを周りに見られたことが起因して広まった怪談だった。 呼び止め窓(よびとめまど) 放課後、ある窓の下を通りかかった時に、他の誰にも聞こえない声で呼び止められて、その窓を見上げてしまうと飛び降りてくる女の子の霊と目が合ってしまう。その霊は昔、第四校舎で飛び降り自殺した女の子で、目が合ってしまった人は3日後に再び現れた彼女の霊に連れられて第四校舎から飛び降りてしまうという噂。 六年桜(ろくねんざくら) 昔、学園が中等部だけだった頃、仲の良い2人の女生徒が、卒業後離れ離れになることを悲しんで卒業を前に揃って命を絶ってしまった。その後、その場所には1本の桜の木が植えられ、以来6年毎に別れを悲しむ2人の生徒がその桜の木の前で死んでしまう事件が起きるようになった。 かえってきたゆうこさん 夕子の生まれ変わりだといじめられ、夏休みに亡くなったという女生徒が学園内で出現するようになり、その幽霊がいじめた生徒に復讐するために戻ってきたという怪談。実際には有子が自身が夕子の生まれ変わりであるという噂と元々存在していた「夕子の幽霊」を利用して作り出した怪談だった。 こころない人体模型(こころないじんたいもけい) 旧校舎の理科室の人体模型が、無くなった心臓を探して夜中に動き出すという怪談。ある用務員が、戸締りをしている時、背後に気配を感じて振り向くとそこにあるはずのない人体模型があった。翌朝、その用務員は心臓を抉り取られた遺体となって発見されたという噂である。“こころない人体模型”という名前は、「人体模型の心臓が無いこと」と「心無い残酷さ」をかけたネーミングであるという。また、夜中に動くのは、人体模型にはまぶたが無く、日中は眩しくて動けないからということになっている。 音楽室の幽霊 夜中に誰もいないのに音楽室のピアノが突然鳴り出す、という怪談。実際は夕子が暇つぶしにピアノを演奏していたのを見られたことが起因して広まった怪談だった。 ろくじになく声 この怪談を知ってしまった者には死が訪れる。助かる道はただ1つ、「他の誰かにこの怪談を伝え聞かせること」。 なお、これは第三新聞部の伝統である部長引き継ぎ試験のために出題される怪談で、部長の出す難問に打ち勝った者だけが新たな部長になれるというものであり、怪談の噂には中身は無い。出題者である部長が怪談の噂だけ流したり友人に協力を頼んだりしてタネを仕込んでおき、次期部長候補がその実態を調べて解き明かすことが試験である。 黒い絵(くろいえ) 美術室の倉庫に幽霊が描かれた絵があるという怪談。その黒い絵を見てしまった者は、その絵に描かれた幽霊が現実でも見えるようになってしまうという噂。この絵はかつて紫子が、自分が見た影夕子の姿を描いたものである。 開かずのロッカー(あかずのロッカー) 昔、このロッカーに閉じ込められ死んだ女生徒が、夜な夜な助けを求め、悲痛な声とともに中からロッカーを叩くという怪談。女子水泳部が使用していた第2女子更衣室の、奥から3番目のロッカーがそれにあたる。このロッカーは立て付けが悪く、中からは開かない。かつて夕子が中に入ってから外に出られなくなったことがあり、その出来事が元で生まれたのがこの怪談である。
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