その他の怨霊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 16:35 UTC 版)
岡部菊外(おかべ きくがい) ワタによって黄泉返った剣客。幕末にいた、81人を斬ったとされる辻斬り。人を斬ることが三度の飯より好きだった。 穢土で辻斬りを行おうとし、柴生を斬り殺した。その後も辻斬りのために現れたところをサルタヒコの妨害を受けて暴走。だが、暴走を阻止されたところをアメに浄化され、正気を取り戻した。その後は怨霊による一連の事件の手がかりを与えた。 吉志火麻呂(きしの ほまろ) ワタによって黄泉返った防人。奈良時代の農民で、穢土に残した妻に会う口実に利用するため、連れて来た母親を殺害しようとしたところ、地割れに巻き込まれて死亡した。ワタはイケメンを想像して悶えていた が、実際の容姿は中年男性であり、がっかりされる。 筑四に出現し、通りかかった小学生達を襲ったが、サルタヒコとアメによって退治された。現在はカミツヨミドで御霊として過ごしている。 佐田三兄弟(さだ さんきょうだい) / 彦四郎(ひこしろう)、神五郎(しんごろう)、小鼠(こねずみ) ワタによって黄泉返った忍者三兄弟。戦国時代、中国地方は毛利方の武将、杉原盛重配下の忍び。裏切りに遭って死んだため、肉親以外の人間を信じられず、強い恨みを持っている。 吉志火麻呂の伏兵として召喚された。分身の術を使い翻弄させるが、蛇比礼で捕獲され浄化を受けた。現在はカミツヨミドで御霊として過ごしている。 千子村正(せんじ むらまさ) 室町時代に活躍した伊勢国は桑名の刀工。とにかく人を良く斬れる刀を目指し、戦場での使用に耐えうる頑丈な刀作りを諭す師匠と決別。真の意味で刀を完成させていない(人を斬って完成させる)という怨念により怨霊となった。鉄を鍛錬する際、自傷した血を振り掛けて不純物を取り除いていたため、全身傷だらけである。使用武器は妖刀で、これに斬り殺された人間は怨霊化する。刀は自身の身体から無数に作り出すことができる。 穢土で通勤電車内に突然現れ、乗客と乗務員を皆殺しにしたあと、彼らの怨霊を駅構内で襲わせた。この時、卑弥呼の予知が降りず、対処が遅れたために甚大な被害をもたらした。サルタヒコとニギとの戦闘の際、怨霊と一体化したニギの力に圧倒され、最後は全ての刀を1本の強力な刀に作り変え、「最高の一振り」を仕掛けるが、ニギのパンチに圧し折られる。その瞬間、師匠の言葉を思い出して弱体化。サルタヒコに捕縛され、アメに浄化してもらうべくカミツヨミドへ連れて行かれた。
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