戦場での使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 03:01 UTC 版)
「ライフルドマスケット」の記事における「戦場での使用」の解説
ライフルドマスケットは南北戦争で頻用された。アメリカ製のスプリングフィールドM1861はその中でも最も広く普及したライフルドマスケットであり、その次がイギリス製の1853年式エンフィールド銃であった。オーストリア製のローレンツライフルは3番目によく使われたライフルドマスケットであった。 エンフィールド銃はクリミア戦争でも用いられており、長射程を生かし特定の戦闘状況では、エンフィールド銃より射程でかなり劣るロシアの滑腔マスケットに対してかなりの有利を示した。 しかしながら、ライフルドマスケットを装備した歩兵は戦場で常に成功を収めるわけではなかった。1859年の第二次イタリア独立戦争では、オーストリア軍はライフルドマスケットを装備していたが、教育と有効射程における訓練とが不足していたために、積極的な散兵戦術と近距離での素早い銃剣突撃を用いるフランス軍に敗北した。
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