木製装弾筒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/04 06:41 UTC 版)
「アンリ=ギュスタヴ・デルヴィーニュ」の記事における「木製装弾筒」の解説
この方式の発展型として、デルヴィーニュは木製装弾筒を弾丸の底部に装着する方法を導入した。これにより、鉛の弾丸が不要に変形するのを防ぎ、しかしながら施条溝にフィットするように半径方向への変形は許容した。 砲術史家であるジョン・ギボン(John Gibbon)は以下のように述べている: 「デルヴィーニュは、通常のライフル銃の銃身内腔の後部に薬室を設け、それを銃口から落とし決まれた弾丸を変形させるために使うことで、弾丸装填の難しさのために戦場での使用に対する強固な反対を、無くすことができ、歩兵にとって完全な改革といえる、この兵器の探求に弾みをつけた。この方式は1842年フランス陸軍に採用された。」 施条溝に噛み込む半径方向への弾丸の変形は、弾丸の回転をより効率的なものとした。問題点としては、弾丸が変形しすぎると、空気抵抗が悪化することであった。
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