そのほかの教義
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「セブンスデー・アドベンチスト教会」の記事における「そのほかの教義」の解説
エレン・G・ホワイトは「主の使者」であり、「つねに信頼のおける真理のみなもと」であると宣言している セブンスデー・アドベンチスト教会の公式サイトにて宣言している。 エレン・ホワイトの著作における霊感の質や程度は、聖書のそれと異ならないとする。 ただし、聖書のように、キリスト教信仰の基礎であるとか究極的権威であることは否定される。他の教派におけるルターやカルヴァンなどの権威者の著作と、基本的な用途や役割は同じである。 黙示録の十四万四千人は安息日(土曜礼拝)を守る者であり、反キリストが強制するときに日曜休業と礼拝を追従するものは「獣の刻印」を受ける エレン・G・ホワイトはヨハネの黙示録7:4に記されている「十四万四千人」「神の印」に関して、著作『教会への証8巻』(p117)において『神のしるし、または神の印は第七日の安息日、すなわち創造主の記念日の遵守に表わされている。……獣の刻印はこの反対である。それは週の第一日の遵守である。』と記し、さらに『教会への証6巻』(p350)においては『十のすべての戒めの中で第四条の戒めだけが偉大なる律法制定者、すなわち天と地の創造主の印を含んでいる。』と言及。黙示録の十四万四千人は『安息日(土曜)礼拝を守る者である』と断定し、終わりの時に反キリスト(ローマ教皇権+アメリカ+諸宗教の連合)の世界的政権が日曜休業と礼拝を強制し安息日を禁止する時、追従するものをヨハネの黙示録13:16-17にて言及されている『獣の刻印(The mark of the beast)を受ける者』と断定している。ただし、あくまで救いは信仰によって受ける恩寵であり、日曜休業令以前は安息日を知らずに日曜厳守をしたクリスチャンも救われるとする。 霊魂消滅説を主張、地獄の永遠性を否定している セブンスデー・アドベンチスト教会では、死後の状態について、人間は魂と肉体を分けることのできない存在であり、肉体の活動が停止すると同時にすべての精神活動も停止し、よみがえりの時まで無意識の眠りの状態にあるとする(伝道の書9:5、ヨハネによる福音書5:28-29)。死んだら魂が天国か地獄に行くということを信じず、再臨時に生きた義人と復活した死んでいた義人がともに天に挙げられ、その1000年後に悪人と悪魔と堕天使らが炎を持って審かれ、この世界から悪が消滅すると信じる。エレン・G・ホワイトの著書『大論争』 535ページ、『初代文集』 221ページに記されている。 聖日を第七日安息日とし、各時代のすべての人間が守るべきとする 公式サイトにて言及。さらにエレン・G・ホワイトは著作『原稿27』(1899年)において『神の印を額に受ける人々は、神の第4条の戒めである安息日を守らなければならない。これは、真の安息日の代わりに人が作った制度を受け入れた不忠実な者から彼らを区別するものである。神の休みの日の遵守は、神に仕えない者と仕える者とを区別する印である。』と言及し、安息日(現在の土曜日)礼拝者をヨハネの黙示録7:4に記されている「神の印」を受けた者とし、日曜礼拝者を「神に仕えない者」「人が作った制度を受け入れた(神に)不忠実な者」としている。
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