ごと‐し【ごと師】
ごとし【▽如し】
読み方:ごとし
[助動][○|ごとく|ごとし|ごとき|○|○]活用語の連体形、体言、助詞「の」「が」に付く。
1 比喩(ひゆ)的に、同等・類似の意を表す。…と同じだ。…のとおりだ。…のようだ。
「あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり」〈万・三二八〉
「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」〈平家・一〉
「和歌、管絃、往生要集ごときの抄物(せうもつ)を入れたり」〈方丈記〉
「松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹きたわめて、屈曲おのづからためたるがごとし」〈奥の細道〉
[補説] 「ごとし」は、中古では多く漢文訓読文に用いられるが、語幹にあたる「ごと」は上代・中古の和歌などに用いられた。3は、中世以後の用法で、近代文語文にもみられる。
ごとし
ゴト師
- 〔的〕わりこと師のこと。香具師の商法の一種で多くの「サクラ」を使用してやる商売、例へばヤセリ、ジク、モミ、ヘタリ、チギリ等の如き種類で、其利益金は関係者全体で分配するものである。
- 詐欺的商行者を云ふ。又詐欺犯人を云ふ。
- 俗にサクラとよばれている。仲間のまわしもの。わりごと師ともいう。これは、個人が主ではなく、必ずその背後に多くのサクラを随伴する商売をするものの総称、後述つまみ、やせり、へたり等口がその代表的なもの。〔香具師・不良〕
- 俗にさくらといわれている。仲間のまわしもの。わりごと師ともいう。これは、個人が主でなく、必ずその背後に多くのサクラを随伴する商売をするものの総称。「つまみ」「やせり」「へたり」等がその代表的なもの。
ごとし
「ごとし」の例文・使い方・用例・文例
- 人の一生は重き荷を背負いて長き道を歩むがごとし
- 光陰矢のごとしと言うのをよく耳にする。
- 光陰矢のごとし。
- 過ぎたるはなお及ばざるがごとし。
- 禍福はあざなえる縄のごとし.
- 光陰矢のごとし.
- 人生夢のごとし.
- 過ぎたるはなお及ばざるがごとし.
- 大略左のごとし.
- 世はまさにかくのごとし.
- 綸言汗の如し{りんげんあせのごとし}
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