わりごと

隠語大辞典

わりごと

1. 客を胡魔化して悪い品物を売りつける路店商人のことをいふ。いつはりごとの意味か。〔犯罪語〕
2. わりごとは多くのサクラを利用して暴利を念とする商売で、客の利慾を逆用したり、偽瞞を専らとするもの「悪事」の義である。「ワリゴト」専門の商人を「ワリゴト師」又は「ゴト師」と云つて之には「ツマミ」「ヘタリ」「ジク」「ヤセリ」「チギリ」「モミ」「モンタン」等がある。
3. 客を胡魔化して悪い品物を売りつける路店商人のことをいふ。いつはりごとの意味か。
4. 客を胡魔化して悪い品を売り付ける露店商人のことをいふ。

分類 犯罪語、的屋

ワリゴト

読み方：わりごと

1. 遊戯場。

分類 ルンペン／大阪

ワリゴト又ゴト

読み方：わりこと，わりごと

1. 悪事。
2. 悪事。悪いことの転化。〔香〕
3. 悪事。悪いことの転化。

分類 露店商、香、香具師

悪事

読み方：わりごと

1. 〔的〕悪事のこと。喧嘩を吹き掛けることに云ふ。
2. サクラを使つて客の購買欲をそそる露店商人。或は悪事。
3. 多くのさくらをつかって、暴利を念とするたちのわるい商売一般。わるいことをいう意味もある。〔香具師・不良〕
4. 〔香〕多くのさくらをつかって、暴利を念とするたちの悪い商売一般。「わいこと」（※「わりこと」か）を意味する。

分類 的、香具師、香具師／不良

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。