ぐーたらお正月セット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 02:29 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (くあ-くと)」の記事における「ぐーたらお正月セット」の解説
ぐーたらお正月セット(ぐうたらおしょうがつセット)は、「ぐ〜たらお正月セット」(小学六年生・てんとう虫コミックス35巻に収録)に登場する。 寝正月を過ごしながらも、正月気分を人並みに味わうことのできる道具。「賀正」と書かれたバッグに入っている。説明書付きなので、完全に1人だけで正月を過ごすことができる。セット内容は以下の通り。 人払いごへい この御幣を部屋に立てておくと、誰もその部屋に立ち入らず、また家族、来客、友人の皆が自分の存在を忘れるので、部屋の中で誰にも邪魔されずに寝正月を過ごすことができる。「賀正」と書かれたバッグに入っている間や、御幣が倒れているときには効果がない。 初日の出ジオラマ 海上に注連縄を渡した岩が出たデザインのジオラマから、自動的に小さな太陽が昇る。早起きしなくても初日の出を拝むことができる。 スーパーインスタントおぞうに カップ入りの即席の雑煮。お湯も加熱調理も不要で、カップの蓋を開けるだけで温かい雑煮が食べられる。 テレビアニメ第2作第1期「ぐーたらお正月セット」(「ぐ〜たらお正月セット」のアニメ化作品。1986年1月3日放送、ビデオ『ドラえもん テレビ版スペシャル特大号』冬の巻1、およびDVD『ドラえもん コレクション・スペシャル』冬の1に収録)に登場する「スーパーインスタントおぞうに」は、軽く振ってからカップの蓋を開けるという作り方になっている。 おせちボックス 金団から数の子まで、一通りのおせち料理(御節料理)が入った重箱。満腹になるほどの量が詰まっている。 自動ふりこみお年玉通帳(じどうふりこみおとしだまつうちょう) 客が来た際、「人払いごへい」によって誰とも会わなくても、もらえるはずのお年玉が自動的に入金され、この通帳に記入される。表紙に「全国銀行共通」と書かれている。 おざしきだこ 室内で凧揚げを楽しむ道具。頭に巻くバンドに送風機が付いており、この風で小さな凧を上げる。 一人遊びマシーン カードゲームやボードゲームなど、本来1人ではできないゲームを楽しむための道具。一つ目と2本のマニピュレーターを備えたロボット状の道具で、これを相手にすることで1人でも様々なゲームを楽しむことができる。ただし、このロボットには表情がないので、のび太はいま一つ物足りなさを感じていた。 全チャンネルかべかけテレビ 見た目がかべかけテレビに似た、9分割された画面で9つのチャンネル(後述)を同時に視聴出来るテレビであり、使用する際は本体に内蔵された画面を引き出し、壁から吊り下げる。 小学六年生に掲載された当時、本作品の舞台である東京都練馬区内において、この道具により視聴出来たとされるテレビ局は、NHK総合テレビ(1チャンネル)・NHK教育テレビ(3チャンネル)・日本テレビ(4チャンネル)・TBSテレビ(6チャンネル)・フジテレビ(8チャンネル)・テレビ朝日(10チャンネル)・テレビ東京(12チャンネル)・テレビ埼玉(38チャンネル)・テレビ神奈川(42チャンネル)の各社局と推定される。 ふりだしにもどる 一人でのんびりお正月を過ごして後悔した時に使う道具。サイコロを振ると元旦の初日の出が出る前の時間に戻すことができる。
※この「ぐーたらお正月セット」の解説は、「ドラえもんのひみつ道具 (くあ-くと)」の解説の一部です。
「ぐーたらお正月セット」を含む「ドラえもんのひみつ道具 (くあ-くと)」の記事については、「ドラえもんのひみつ道具 (くあ-くと)」の概要を参照ください。
- ぐーたらお正月セットのページへのリンク