『ウルトラマン』に登場するブルトン
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「ブルトン (ウルトラ怪獣)」の記事における「『ウルトラマン』に登場するブルトン」の解説
『ウルトラマン』第17話「無限へのパスポート」に登場。 宇宙(無重力圏)から落下し、バローン砂漠で世界的な探検家のイエスタデイによって発見された青と赤の隕石が、科学特捜隊の基地で同じ場所に保管され、スペキュラー熱線を照射されたことで核融合結合して誕生する。 科特隊の基地を四次元空間で覆い、科特隊のメンバーを無限の階段に上がらせるなどの現象で翻弄した(青い隕石だけでも、人間を四次元空間に閉じ込めることが可能)後、出動した防衛軍も体表の孔から伸ばした四次元繊毛からの光線や発光で、戦車が空を飛ぶ・戦闘機が地面を這うなどの四次元現象を起こして全滅させる。 奇怪な攻撃でウルトラマンをも苦戦させるが、ウルトラマンの高速回転によって攻撃を狂わせられ、四次元繊毛を破壊されて空へ逃げようとしたところをスペシウム光線の2連発で小さくなる。最後はウルトラマンの手で握り潰され、宇宙へ運ばれる。 スーツアクター:荒垣輝雄山村哲夫の証言によれば、震えるシーンでは荒垣のほかにもう1人スタッフが入っていたという(着ぐるみの中に縦棒が入っており、それを持って振動させていた)。 デザインは成田亨、造型は高山良策による。成田はイソギンチャクやホヤをもとに、「動く抽象形態(動く抽象物)」としてデザインした。心臓と静脈、動脈をイメージして全体に赤と青の彩色が施された。中の太い針金によって操演されている。脚本では、動物とも植物ともつかないコウモリのような羽根を持つ怪獣と描写されていた。 命名は、シュルレアリストの詩人、アンドレ・ブルトンにちなむとされている。 ブルトンの発する鼓動音は、東宝映画『宇宙大怪獣ドゴラ』からの流用である。 『ウルトラファイト』では、念力の使い過ぎでオーバーヒートしたところを倒される。 スーパーファミコン版ゲーム『ウルトラマン』および後述の『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』、『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では転がって攻撃してくる。
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