「婦人公論」読者賞
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誌上に掲載された記事から、年間を通じて最もすぐれたものを読者の投票により選ぶ賞で、1962年から1970年まで授与された。 選考委員は、石坂洋次郎、大宅壮一、村松剛、石垣綾子、高峰秀子がつとめた。 選考委員会の選考により投票数第5位までの作品の中から決定され、2月号誌上にて発表された。 受賞者は次の通り。 第1回 1962年(昭和37年) 有吉佐和子「香華」、犬養道子「暮しの中の日本探検」 第2回 1963年(昭和38年) 山崎豊子「花紋」、松山善三「小さな城」 第3回 1964年(昭和39年) 山本嘉三郎、岩永昭二「眠れる母の奇跡の出産」、角田房子「風の鳴る国境」 第4回 1965年(昭和40年) 水上勉「くるま椅子の歌」、池上三重子「妻の日の愛のかたみに」 第5回 1966年(昭和41年) 松本清張「砂漠の塩」、江原通子「息子と競学した母親の大学卒業式」、太田治子「宿願の津軽に父太宰治を求めて」 第6回 1967年(昭和43年) 山崎豊子「花宴」、有吉佐和子「出雲の阿国」、野坂昭如「プレイボーイの子守唄」 第7回 1968年(昭和44年) なだいなだ「娘の学校」、北杜夫「どくとるマンボウ青春記」 第8回 1969年(昭和45年) 犬養道子「花々と星々と」、吉武輝子「生きる手がかりもなしに」
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