《鰆》の正しい読み方
「鰆」の正しい読み方
「鰆」は「さわら」と読む。「鰆」の意味解説
「鰆」は東アジアに生息している魚である。食用として人気で、秋から冬が旬といわれている。日本では「西京焼き」の食材として知られてきた。漁獲量では福岡県や長崎県が多いほか、京都府や島根県も産地とされている。なお、中国や台湾などでも、一般的に食べられている。なぜ「鰆」と読むのか・理由
「鰆(さわら)」は最初、「狭腹」という字だったとの説が有力だ。つまり、「腹が狭く、スリムな魚」として認識されてきた。ただ、「さわら」に1文字をあてるとき、「春に産卵して人目につきやすくなる」という習性から、さかなへんに「春」で「鰆」となった。「鰆」の類語・用例・例文
「鰆」は生物学的に「鱸(すずき)目・鯖(さば)科」に該当する。つまり、「鱸」と「鯖」が「鰆」の類語だ。いずれも日本人になじみのある魚であり、人気のある食材だ。違いを挙げるなら、「鱸」の旬は夏、「鯖」の旬は冬である。秋から冬にかけて長く旬を迎える鰆とは、生態が異なる。以下、「鰆」の例文を挙げていく。「鰆はどちらかというと、大人に人気のある魚だ。だから、小さな子供が鰆を好きだと聞いて驚いた」
「お弁当には西京焼きが入っていた。これはうれしい驚きだった。私は鰆が大好きなのだ」
「福岡県で、私の祖父母は漁師をやっている。今年の秋は例年ほど鰆がとれず、たいへんだと聞いた」
「君は鰆の動いている姿を見たことがないのかい?細長く、スマートで美しい魚だよ」
「鰆は春に海でよく見かけるようになる。だから勘違いしている人が多いのだが、実際には秋から冬にかけて旬を迎える魚なのだ」
「鰆」の英語用例・例文
「鰆」は英語で「Spanish mackerel」と書く。直訳すると、「スペインの鯖」である。以下、英語における「鰆」の例文を挙げていく。I thought only Japanese people eat Spanish mackerel. Apparently, it was a misunderstanding. Throughout East Asia, Spanish mackerel is served as a home-cooked meal.(鰆を食べるのは日本人だけだと思っていた。どうやら、それは間違った認識だったようだ。東アジアのあちこちで、鰆は家庭料理として出されている)
I really like grilled Spanish mackerel. However, he says that eating Spanish mackerel raw is delicious. I didn't know that fresh Spanish mackerel can be used as sashimi.(私は鰆を焼いて食べるのが非常に好きだ。しかし、彼は鰆を生で食べるのがおいしいという。私は知らなかったが、新鮮な鰆は刺身にできるそうなのだ)
My favorite bento is rice rather than bread. I like plain white rice with nothing on it. I want fish to be the center of the side dishes. A bento box with Spanish mackerel is the best. After that, if I have tamagoyaki and pickles, I don't need anything anymore.(私の好きな弁当は、パンよりもご飯だ。何もかかっていない、ただの白米がいい。おかずは魚を中心にしてほしい。鰆が入っている弁当は最高だ。あとは、卵焼きと漬物があれば、私はもう何もいらないよ)
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