《雰囲気》の正しい読み方
「雰囲気」の正しい読み方
「雰囲気」の正しい読み方は「ふんいき」である。「雰(ふん)囲(い)気(き)」と漢字を素直に読む読み方である。「雰囲気」は「ふいんき」と読まれる場合があるが、これは正しい読み方ではない(誤読である)。とはいえ昨今では「ふいんき」と読まれる場合が増えつつある。いずれは慣用読みとして定着するかもしれない。しかしながら現時点ではやはり誤読と位置づけられる。
「雰囲気」の意味解説
「雰囲気」は、その場に漂っている気分・ムード・空気感といった意味で用いられる表現である。いわゆる「場の空気」を指すこともあれば、人が醸し出している印象を指す場合もある。本来的な語義としては「地球を取り巻く気体(大気)」を雰囲気といった。
なぜ「雰囲気」と読むのか・理由
「雰囲気」は「雰(ふん・ぶん・きり・もや)」+「囲(い・かこ-む)」+「気(き・け)」で構成されており、漢字の通り読むと「ふいんき」と読める。「雰囲気」の類語・用例・例文
「雰囲気」の類語・ムード
・空気(くうき)
・佇まい(たたずまい)
・気分(きぶん)
・気色(きしょく)
・風情(ふぜい)
・オーラ
・情緒(じょうちょ)
「雰囲気」の用例・例文
・人が作り出す空気感
ピンと張り詰めた雰囲気の中、試験官がテスト開始の号令をかけた。
新しいクラスの雰囲気は良く、すぐにクラスメイトと仲良くなることができた。
優しい言葉遣いではあるが、彼の立ち振る舞いから好戦的な雰囲気を見て取ることができる。
・場所が作り出す空気感
照明を落とすと、店内は一瞬でロマンティックな雰囲気になった。
五つ星を獲得しているだけあり、このホテルにはラグジュアリーな雰囲気がある。
有名な観光スポットはない小さな町であるが、雰囲気が良く多くの観光客が訪れている。
・地球を取り巻く気体・一定の空間に充満する気体
地球の雰囲気は水蒸気を除くと8割近くが窒素で構成されている。
酸素充填を3回繰り返すと反応器の中は酸素雰囲気下になった。
「雰囲気」の英語用例・例文
英語で「雰囲気」は、「atmosphere」、「ambience」である。「雰囲気」の英語の例文
・I liked the ambiance of this hotel.(私はこのホテルの雰囲気が気に入った)
・The restaurant's up-tempo music and mirror ball gave it a pleasant ambience.(アップテンポの音楽とミラーボールがレストランを楽しい雰囲気にしている)
・the stuffy atmosphere of the conference room(息苦しい雰囲気の会議室)
・The food was good and the party has a great atmosphere.(食事は美味しくパーティーは素敵な雰囲気だった)
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