《旭日旗》の正しい読み方
「旭日旗」の正しい読み方
「旭日旗」の読み方は「きょくじつき」である。「旭」は「九」の偏旁を含むが「キュウ」とは読まず、音読みは「キョク」のみである。(仇・玖・鳩・究・灸・柩などは「キュウ」と読む。「旭日旗」の意味解説
「旭日旗」は、日の出を模した旗のことである。水平線から太陽が顔を覗かせた際、光が放射状に広がる場合がある。その様子を描いたものが旭日旗である。基本的には、白を背景にして中央に赤い丸を描き、そこから放射状に広がる16本の赤い筋を描いたものを指す。旭日旗の「旭」という字は、日の出を意味する漢字であり、旗の見た目がそのまま名前となっている。日本では古くから、晴れを意味する縁起の良い象徴として扱われ、出産祝いや漁業の大漁旗などに用いられている。なぜ「旭日旗」と読むのか・理由
「旭日旗」を「きょくじつき」と読むのは、熟語の法則に従って音読みで統一しているからである。「日」には、中国呉の時代の読み方の「にち」と、漢の時代の読みである「じつ」の2通りがあるが、読み方によって意味が変わることはない。そして、「旭日旗」ではただ、「じつ」の方が採用されただけである。「旭日旗」の類語・用例・例文
「旭日旗」という言葉は、基本的には旗そのものを指すために使用する。例文にすると、「遠くに見える漁船は旭日旗を掲げているようだ」「旭日旗は、スポーツの応援で使用されることが多い」といった形だ。また、旗ではなく、デザインを示すこともある。「この作品の登場人物が着用しているアクセサリーには、旭日旗が描かれている」「この力士の化粧まわしのデザインは、旭日旗を模したものだろう」という風にである。そして、「旭日旗」の類語としては、「日章旗」が挙げられる。いわゆる「日の丸」と呼ばれる旗であり、日本の国旗にも使用されている。旭日旗と違うのは、放射状に広がる線がない点である。そして、一般的には日章旗は国旗を示すために用いられることがほとんどであり、旭日旗は縁起の良いものとして扱われる。また、日章旗の別名である「朝日の御旗」も、旭日旗の類語と言える。
「旭日旗」の英語用例・例文
「旭日旗」を英語で表現すると、「Rising Sun Flag」となる。そのまま日の出の旗を意味する表現である。例文にすると、「Japanese fishing boat is accompanied by the Rising Sun Flag(日本の漁船には、旭日旗が付きものである)」「Many Rising Sun Flags were seen at the soccer match venue(サッカーの試合会場では、数多くの旭日旗が見られた)」「There are multiple designs for the Rising Sun Flag(旭日旗には複数のデザインがある)」といった形になる。- 《旭日旗》の正しい読み方のページへのリンク